“パンキッシュ女芸人”モリマン復活の兆し! コンプライアンス時代に「ブス芸人」は、どう生きるか?
#お笑い
1月2日に放送された『志村&鶴瓶のあぶない交遊録』(テレビ朝日系)に出演したモリマンのホルスタイン・モリ夫に注目が集まっている。
今年も番組の名物企画「英語禁止ボウリング」が行われ、ナインティナインと志村・鶴瓶チームが対決を行った。この企画ではストライクを出すと美女のキスなどの「ごほうび」が受けられる。ただし岡村隆史には、モリ夫が登場しキスをするネタが恒例となっている。
「今年もモリ夫は登場しましたが『コンプライアンス』が厳しすぎるので、キスができないと躊躇します。『時代が変わった』と渋るモリ夫に、『毎年楽しみにしている』岡村がキスを迫るくだりが見られました。最終的にモリ夫はロボット『MO-3PO』として登場し、股間のチップを取ることでロボットが覚醒、岡村と濃厚なキスを交わしました。毎年恒例のくだりではありますが、昨今のテレビ制作現場を皮肉った『コンプライアンス』のフレーズは、ネット上でも話題となりました」(放送作家)
そこで期待されるのがモリマンの再ブレークだろう。折しも1990年代リバイバルブームが来ている。『タモリの超ボキャブラ天国』(フジテレビ系)では過激な下ネタでブレークした彼女たちの姿を、再び全国区で見られるのではないだろうか。
「確かにモリマンの存在は、現在の女芸人が持つ『ひたむきな純粋さ』や『あえて女を捨てる下品さ』とは異なる毒気があふれていましたね。下ネタ、ブスネタの内容もセックスや妊娠を露骨に押し出すものであり、いわばパンキッシュなノリがあったといえるでしょう。マンネリ化と『コンプライアンス強化』が進む現在のテレビ業界において、強烈なインパクトとなることは間違いないでしょう」(同)
モリマンは現在、出身地の北海道に戻りローカルタレントとして活躍している。さらにモリ夫は副業でスナック経営も行っている。すっかり落ち着いてしまったように見えるが、モリマンにもうひと暴れを望む往年のファンは多そうだ。
(文=平田宏利)
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