将来を嘱望された有望ダンサーの“転落人生”……強制わいせつ逮捕!東京バレエ団・入戸野伊織容疑者の素顔
#逮捕
東京バレエ団のダンサーが、強制わいせつ容疑で逮捕された。容疑者を知る関係者からは「まさか」の声が聞かれる一方、「ナンパ自慢をしていた」とする、知られざる一面もささやかれている。
「普段はアニメやゲーム、アイドルなどが好きで、今どきの若者っぽい感じでしたけど、女性の話になると『ナンパ自慢』することがあったんです。成功する相手を一目で見分けられるとかで、駅で見かけた美人を『これだ!』って思って声をかけて、そのまま飲みに行き、その日のうちにホテルへ行った、とか。本当かどうかは知りませんが、そうやってモテるアピールをするところはありましたね」(バレエ関係者)
しかし、現実はナンパの失敗の末、レイプに及んだという、自慢できるようなものではなかった。逮捕されたのは東京・目黒区在住の27歳バレエダンサー、入戸野伊織(本名・二瓶伊織)容疑者。今年7月、同区内の駅から帰宅途中の30代女性の後をつけ、人通りの少ない通りで「飲みに行こう」などとしつこく声をかけ、断られると公園に連れ込んで押し倒し、両肩を押さえつけて胸を触るなどした疑いが持たれている。女性が大声を上げて交番に駆け込んだところ逃走したというが、付近の防犯カメラなどから容疑者の特定に至ったという。入戸野容疑者は「女性をナンパして、やってしまった」と容疑を認めているという。
入戸野容疑者は、オーストラリアにバレエ留学し、新国立劇場バレエ研修所を経て2011年に同劇場の契約ダンサーとなった後、13年に名門の東京バレエ団に入団。当初は大人数によるコール・ド・バレエの一員だったが、後に『タムタム』で主演に抜擢され、以降、数々の作品にソリストとして出演中だった。
「関係者間でも評価の高いダンサーだった」と、バレエに詳しい芸能ライターが語る。
「演技力が高く、悲壮感の表現も素晴らしい将来有望なダンサーで、見た目もマッチョではなく中性的なイケメン。だから女性ファンも増えている感じでした。ただ、取材で話したとき年齢のわりに世間知らずというか、幼い感じに見えるところはありました。今どきの若者なのかなとも思ったんですが、ある女性ダンサーが『彼にいきなり、どんなキスが好きか聞かれた』なんて話をしていたんですよ。天然なのか非常識なのか……」
犯行は、自分の生活エリアで女性を襲うという、あまりに大胆なもので、確かに常人の感覚ではない。犯行後も平然と公演に出続け、雑誌の取材なども受けていた。美しい舞踏からは想像もつかない性癖の持ち主だったようだ。
逮捕10日後にあたる17日には東京文化会館での『くるみ割り人形』の出演を控えていた入戸野容疑者だが、同ライターによると「著名な振付家モーリス・ベジャールの没10年として、その振付による注目作で、入戸野は主要キャラ、主人公の愛猫フェリックス役で出る予定だった」という。
所属の東京バレエ団は公式ホームページに「本件に関しては、まったく把握しておりませんでした。団員が逮捕されたことを重く受けとめています。(中略)事実関係を確認のうえ、厳正に対処いたします」と謝罪文を掲載。その後「退団のお知らせ」として12月11日付で契約解除したことを追記した。優雅な夢の世界に似つかわしくない事件に、関係者の動揺は大きい。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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