暴行容疑で逮捕された“ゴミ屋敷男”ワイドショー関係者が見た素顔とは?
#逮捕
「ゴミ屋敷」男が、ついに御用となった。2015年に『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)などのワイドショーで連日取り上げられ、有名になっていた名古屋市のいわゆる「ゴミ屋敷」に住む無職・相沢秀行容疑者(61)が、11月21日正午ごろ、自宅前の路上で、名古屋市職員と一緒にいた横浜市に住む自営業の女性の右肩を引っ張った暴行の疑いで逮捕された。
女性はゴミの清掃を行うNPO法人のメンバーで、相沢容疑者の自宅に関する報道を見て訪れ、放置されていたゴミを動かしたところ被害にあったという。
このゴミ屋敷について、テレビ局関係者は「相沢容疑者の自宅は、名古屋市の中区にあり、比較的地価も高く、人気のある地域にあります。建物は3階建てで、もともとは父親の所有だったもの。約30年前に譲り受けたようです。孤独や失業もあり精神的に不安定になり、そこから空き缶などを拾って家に次々と放り込むようになったといいます」と語る。
すでに玄関から屋上に至るまで、すべてがゴミで覆われていて中に入ることもできないため、家主であるはずの相沢容疑者が家の外で寝たり、路上で用を足したりするという奇妙な状態が何年も続いていた。
「夏は異臭もひどく、ゴミのまわりをゴキブリが這いずり回っています。家の中でネズミも増殖しているようです。不衛生で、ほかにもどんな害虫がいるかわからず、近所の人はたまったものじゃありません。見かねて何度かうちの局のテレビ番組の企画を使って『片付けましょうよ』と提案したこともあったんですが、性格が天の邪鬼で、気分屋なので、結局片付け企画もご破算になってしまいました」(同)
名古屋駅や、繁華街の栄にも比較的近く、地価の高い閑静な住宅街の角地にあるということで、建物を取り壊して駐車場や貸しマンションなどにすれば、それなりに収入も得られる立地。不動産業者が説得に動いたこともあったというが、それもうまくいかなかったという。
名古屋市は、この11月に新たなゴミ屋敷対策の条例案を提出。可決されれば、ゴミ屋敷への立ち入り調査と強制的にゴミを清掃できる行政代執行も可能となる。全国にはこういった迷惑屋敷が数多く存在する。行政の一刻も早い対策が求められる。
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