フジ月9から逃げ出した竹野内豊 NHKドラマ『この声をきみに』で大苦戦!
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竹野内豊が現在放送中のNHKドラマ10『この声をきみに』(金曜午後10時~)で主演を務めているが、視聴率面で苦戦が続いている。
同ドラマは9月8日にスタートしたが、同日午後10時過ぎに秋田県下で地震が発生。同10時24分より、急きょ緊急報道番組に差し替わったため、途中で打ち切りになる不運に見舞われた。15日から仕切り直しとなったが、その視聴率は初回が5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。その後、第2話は4.3%で早くも“5%割れ”すると、第3話4.0%、第4話3.8%と下降線をたどり、低迷が続いている。
竹野内が演じているのは、偏屈でさえない数学者。大学の准教授である穂波孝役は話すことが苦手で授業がつまらないため、学生からの人気がない。愛想を尽かした妻・奈緒(ミムラ)は、子どもを連れて家を出て、離婚を突きつける。そんな折、人生を変えるために訪れた朗読教室で、講師の江崎京子(麻生久美子)と出会い、成長していく姿を描いた作品。
脚本はNHK連続ドラマ小説『あさが来た』を大ヒットに導いた大森美香氏が担当。そのほかのキャストは、柴田恭兵、杉本哲太、堀内敬子、松岡充、大原櫻子、永瀬匡、趣里、戸塚祥太、平泉成、仁科亜季子、片桐はいりらで、なかなかの豪華メンバーだ。
竹野内といえば、今年1月期のフジテレビ月9ドラマの主演に内定していながら、ドタキャンしたといわれている。その結果、急ごしらえで制作された『突然ですが、明日結婚します』(西内まりや主演)は平均6.8%の大爆死で、同枠史上最低視聴率を記録する事態となった。
NHKドラマ10自体、数字をもっていないが、それでも、前作『ブランケット・キャッツ』(西島秀俊主演)は平均5.5%をマークした。だが、『この声をきみに』は、このままいけば、かなりの低視聴率で終わりそうな気配。民放ドラマではないため、さしてバッシングは受けていないが、それでも竹野内の今後の仕事に影響が出るのは避けられそうにない。この先、後半で巻き返しを図ってほしいものだが……。
(文=田中七男)
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