衆院解散でボクシング・村田諒太が大ピンチ!? 22日投開票なら“因縁の再戦”視聴率ダダ下がりへ
#政治 #ボクシング #格闘技 #選挙
安倍晋三首相が臨時国会で衆議院を解散し、10月10日公示・同22日投開票のプランを最有力として選挙に踏み切る意向があることを各メディアが伝えた。
「北朝鮮情勢が緊迫化しているのは、安倍総理が悲願とする憲法改正への後押しとなるもので、好都合。加えて、民進党はスキャンダルに揺れ、小池(百合子)都知事を中心にした新党旗揚げもまだ整っていない中、森友・加計学園問題の疑惑からも逃げられる今がチャンスという感じ」と政治ジャーナリスト。
この動きには臨戦態勢が不十分の一部野党から批判も出ているが、冷や汗を垂らすのは政治と関係ないプロボクシングの関係者も同じだった。何しろ10月22日は両国国技館で、この業界で指折りのビッグイベント、村田諒太の世界挑戦が予定されているからだ。
村田はロンドン五輪で金メダリストを獲得し、2013年にプロデビュー。フジテレビと広告代理店大手・電通の巨大なバックアップを受けて世界王座奪取プランを描いてきたが、5月の世界初挑戦で、まさかの敗北。その仕切り直しとなる今回は、敗北の許されない一戦となっている。
「もともと村田の戦うミドル級は世界でも激戦区で、無敗の超強豪ゲンナジー・ゴロフキンが4つの主要世界王座うち3つのベルトを保持するなど、挑戦のハードルが高い階級です。当初、デビューから3年以内に世界王座獲得というのが村田プロジェクトのプランでした。でも、あくまで日本で興行をやるのが基本線なので、そうなるとゴロフキンのような数億円単位のファイトマネーが必要な大物選手を海外から呼ぶ費用は出せず、村田自身の伸び悩みもあって、世界戦の実現はかなり困難だったんです」(ボクシングライター)
今年5月、なんとか実現にこぎつけたのがWBA王座決定戦(アッサン・エンダム戦)だったが、これは苦肉の策といえるタイトルマッチだった。「世界戦」といっても、実のところ世界頂点を決める試合ではなかったからだ。
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