福山雅治再浮上は絶望的? 主演映画『三度目の殺人』はビミョーなスタートで……
#福山雅治
“落ち目”と評されて久しい福山雅治主演の映画『三度目の殺人』が、9日に公開された。
興行通信社の調べによると、同週末の観客動員数ランキングで初登場2位だったが、観客動員は17万9,300人、興行収入2億3,300万円で、ビミョーなスタートとなった。
8月26日に公開されたV6・岡田准一主演『関ヶ原』の初週週末動員は31万2,400人、興収3億9,600万円で、同作と比較すると足下にも及ばない興行成績だ。
『三度目の殺人』は、2013年のヒット作『そして父になる』の福山と是枝裕和監督が4年ぶりにタッグを組んだ作品。役所広司、広瀬すず、斉藤由貴、吉田鋼太郎、満島真之介ら豪華キャストが脇を固めているだけに、ヒットは至上命題とされていた。それだけに、関係者のショックは小さくないという。
福山といえば、15年9月に吹石一恵と入籍。結婚後、初の連ドラ主演となった昨年4月期の『ラヴソング』(フジテレビ系)は平均8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、当時のフジ月9ドラマのワースト視聴率を更新する惨事となった。
同10月公開の映画『SCOOP!』では、『そして父になる』以来、3年ぶりの映画主演を果たしたが、初週週末2日間で、動員12万7,000人、興収1億5,600万円に終わり、結婚による人気下落が浮き彫りになった。
「主演ドラマ、映画が立て続けに不振に終わっただけに、今作『三度目の殺人』には、俳優としての真価が問われていました。オープニング2日間の興行成績だけを見れば、『SCOOP!』よりマシですが、とても手放しで喜べるような数字ではありません。この先、巻き返しを図れないとなると、福山の置かれる立場は厳しいものになるでしょうね。再浮上は難しいのでは?」(映画ライター)
来年2月には、チャン・ハンユーとW主演する『追捕 MANHUNT』(ジョン・ウー監督)が公開される。同作は故・高倉健さん主演の名作『君よ憤怒の河を渉れ』(1976年)のリメーク版だが、『三度目の殺人』がこのまま伸び悩むとなると、いよいよ『追捕』は絶対にコケられない作品になりそうだ。
(文=田中七男)
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