天才とサイコパスは紙一重? “じゃないほう芸人”道をひた走るバイきんぐ・西村の変人ぶり
#お笑い #バイきんぐ
『アウトレイジ 最終章』が10月7日より公開される。これは個人的推測だが、もしもツービートが今デビューしていたならば、たけしのみならず、ビートきよしも売れていたのでは? という気がする。
“じゃないほう芸人”という呼び名はいまやおなじみだが、お笑いの楽しみ方は昔と様変わりした。幅広い視野で芸人の個性を愛好する懐の深さが、視聴者の側に備わった。それはすなわち、芸人の生きる道が多様化したということだろう。
■犯罪スレスレに趣味のキャンプを楽しみ、「捕まってもいい」と豪語
現在、さまざまな“じゃないほう芸人”がテレビ界で重用されている。どこが“じゃないほう”だよ! という気もしてしまうが、突出した個性を見過ごすことのない現代のウォッチャーのソツのなさには、素直に称賛を送りたい。
では、当代“じゃないほう芸人”の筆頭といえば誰だろうか? トレンディエンジェルのたかしも捨てがたいが、やはりバイきんぐの西村瑞樹の爆発力には舌を巻く。ここ最近でも、“じゃないほう”のはずなのに、西村がピンでテレビ出演する機会を何度か目撃している。
まず、8月27日放送の『ABChanZoo』(テレビ東京系)。ジャニーズのアイドルグループA.B.C-Zに“超上級者キャンプ術”を伝授すべく、講師役として西村が起用されたのだ。「芸能界No.1キャンプ通」の呼び声も高い西村は、自身のキャンプ満喫法をメンバーに説明する。彼は、沖縄本島の一番北側にある無人島で、たった一人でキャンプに臨むことがあるらしい。その際、開放感を味わうために、なんと全裸で生活するという。
「無人島といえば、全裸でしょ!」
まったく意味のわからないことを豪語する西村だが、その島では地元の子どもたちがキャンプすることもあるそうだ。正直、危険なシチュエーションだが、西村は不可解な強気で「捕まってもいいと思ってます」と断言! なぜ、そこまでリスクを冒してキャンプをするのか? 共感できない熱量だ。
しかし、なんだかんだでキャンプは楽しい。特に料理はハイライトだ。しかし、西村は「バーモントカレー」のルーを持参し「裏の説明書通りに作るとメチャクチャうまいんですよ!」と、凡庸なクッキングを実践しようとする。これにはA.B.C-Zメンバーからブーイングが巻き起こるが、当然だ。あまりにも、テレビ的ではない。
そんな彼らの前に現れたのは、バーベキュー世界大会のキッズ部門で優勝した10歳の女の子。彼女は大会でハンバーガーを作り、そのクオリティが評価されて優勝した天才少女である。
すると、西村は女の子に対し「モスバーガーで買ったほうが早いよね」とうかつなことを口にし、場をザワザワさせてしまった。いやはや、すごい男である。
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