テクノロジーの勝利! 23区で急速に普及する「自転車シェアリング」は、なぜ盗まれない?
#昼間たかし
なるほど、テクノロジーの勝利だ……。
最近、都内の一部地域で、よく見かけるようになった赤い自転車。現在、23区では千代田区・港区・中央区・文京区・新宿区・江東区が参加している「自転車シェアリング(レンタサイクル)」である。会員登録すれば、サイクルポート(専用駐車場)に設置された自転車を自由に利用できるサービスだ。
とりわけ、ビジネス街などでは盛んに使われているようで、ひと際目立つ赤色の自転車にまたがるサラリーマンの姿をよく見かける。
環境に優しい乗り物ということもあってか、自治体が運営する自転車シェアリングは全国で増加中だ。何しろ、電車の便が悪いところに、ちょっとした移動をするならタクシーに乗るよりも格段に安い。上記の「自転車シェアリング」の場合、1回の利用料金は最初の30分が150円となっている。東京という街は、電車で移動しようとすると、遠回りになってしまって面倒という地域も多いもの。都営バスの料金210円(ICカードだと206円)よりも若干安く乗れるあたりメリットは多そうだ。
地方都市では東京に先行して自治体の実施するレンタサイクルが普及しているところも多い。たとえば、香川県の高松市がそう。この街の場合、ターミナル駅であるJR高松駅と繁華街が若干離れていることもあってか、朝、駅前で自転車を借りて会社に向かい、帰りに返すという使い方をしている人も多い。こちらの場合、利用料金が24時間以内200円と、かなり激安。また、放置自転車を再利用してるために費用も抑えられているというのもポイントである。
環境に優しい乗り物として、全国どころか世界規模で普及しつつあるレンタサイクル。そこで、ちょっと疑問なのが盗難の危険。そして、地形の問題である。
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