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メキシコ移籍もコンディション不良で出番なしの“パンキナーロ”本田圭佑、代表戦は大丈夫か

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 メキシコリーグの名門パチューカに移籍したサッカー日本代表FW本田圭佑だが、5日に行われた第3節のBUAP戦でも招集されなかった。本田の起用が見送られているのは、右ふくらはぎの違和感と高地適応のためだが、故障が長引くようだと、代表戦にも悪影響を及ぼしかねない。

「日本代表は31日にオーストラリア戦、9月5日にサウジアラビア戦を控えています。オーストラリア戦に勝てば2位以上が確定し、ロシアW杯出場が決まります。また、この試合に引き分けるか敗れると、サウジアラビア戦に出場権獲得が持ち越されるので、この2連戦はW杯出場を懸けた、まさに大一番です。現状では、本田は代表の主力とは言えませんが、それでもハリルホジッチ代表監督としては呼べる選手は全て招集して、総力戦で臨みたいでしょうからね。その意味で、本田の出遅れは頭の痛いところです」(サッカーライター)

 もっともクラブによると、13日に行われる第4節のティグレス戦には出場できる見通しだそうで、この試合が本田の新天地でのデビューとなる可能性が高い。となると、代表戦には間に合いそうだが、話はそう簡単ではない。

「故障明けで、しかも高地で初めてリーグ戦に挑むということを考えると、いきなり90分フル出場は難しいかもしれません。代表戦までリーグ戦は4試合ありますが、どれだけ試合数をこなせるかで、コンディションも決まってきます。もしデビュー戦が不調に終わり、ミラン時代のように出場時間が限定され、試合勘が戻らないようだと、またしても日本中の批判にさらされることにもなりかねません。特にパチューカは開幕から3連敗中で、本田には早急な結果が求められます。デビュー戦でそれなりの貢献を示さないと、早々に見切られてしまう可能性だってありますからね」(同)

 ミラン時代は“パンキナーロ(ベンチ要員)”という不名誉なニックネームを授かった本田だが、見事汚名をすすぐことができるか、デビュー戦に注目だ。

最終更新:2017/08/07 20:00
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