低空飛行続くTBS系『あなたのことはそれほど』 本当に不幸なのは誰!?
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演じる本人も役を否定するほどの身勝手な主人公・渡辺美都(波瑠)が“ゲス不倫”にまい進する『あなたのことはそれほど』(TBS系)。16日放送の第5話の視聴率は9.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、低空飛行状態が続いています。
同ドラマの主人公・美都なんですが、夫の渡辺涼太(東出昌大)をうまく飼い慣らしているように見えますが、美都は“嘘が吐けない”という欠点があるんですね。
不倫劇といえば、水面下で関係を重ね、バレて壮絶な修羅場が待っている……というのがセオリー。ですが、“普通じゃない”涼太は、1話ですでに妻の微妙な変化を感じ取り、スマホをチェック。一方の美都の不倫相手である有島光軌(鈴木伸之)は、妻の麗華(仲里依紗)とともに住むマンションの隣人・横川皆美(中川翔子)に、美都とのやり取りを、やはり目撃されてしまいます。
ドラマのスタートから不倫がパートナーにバレているという構造。これから先、4人の騙し合いになっていくのでしょうか。
さて、今回は、“普通じゃない”夫の涼太がいよいよ動き出します。すでに涼太は、美都と有島の関係を把握しており、有島の電話番号を入手済み。だからと言って、殴り込みをかけたり離婚をしないのがこの男の怖いところ。前回の終わり、結婚記念日のディナーで、美都の不倫を把握していることを告白した上で「それでも愛することができるよ」と言うシーンは、こちらまで心臓をつかまれるような気分でした。
公園にいる有島と麗華と娘に接触する涼太。電話を受け取った有島の顔をきちんと確認してからわざとぶつかって、偶然を装う周到さ。美都も騙された(?)その張り付くニコニコ笑顔で、有島と懇意になると、一緒に喫茶店まで行っちゃう。マジでサイコパス。
その道中ついに涼太が自身の正体を明かすと、有島の顔はみるみるうちに曇っていきます。曇るというか、もう怯えきった顔に。涼太が去ったあと、タイミング悪く電話をよこした美都に「もうヤバいわ、これ」と力なく言うしかありません。身の危険を感じた有島は、美都に関係をやめることを提案します。それを承諾すればドラマは終わってしまいます。さて、美都の答えは……。
一方の麗華も“普通じゃない”片鱗がチラリと見えてきました。麗華は、洞察力に優れ有島の所作を逐一じっと観察しています。公園で涼太と出会ったとき、偽装した偶然を見抜いたり、最近そわそわしっぱなしの有島を試すように「変だなあ」なんて言葉を食卓に並べちゃう。こちらもぐわっと心臓をつかまれたような気分です。
既婚者の美都と有島による“ゲス不倫”のドラマだと思ったら、もしかすると“普通じゃない”人間と結婚してしまった人の不幸なお話なのかも。涼太を操っているように見えた美都は、早々にその嘘を看破されてしまったし、麗華によって有島の牙城が崩されるのは、時間の問題でしょう。
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