タマヒュン必至! 思春期の青少年に続々襲いかかる「睾丸捻転症」の恐怖
2017/04/20 14:00
#中国 #東アジアニュース
睾丸摘出とは、考えただけで恐ろしい……(イメージ画像)
最近中国で、ある奇病がまん延している。思春期の男子を中心に、睾丸がよじれる「睾丸捻転症」が続発しているのだ。
一説によると、その痛みは尿管結石を超え、男性が経験する痛みの中で最大であるともいわれている。
「上海晩報」によると、浙江省にある浙江大学病院の泌尿器科に、11歳の少年が父親に付き添われ搬送されてきたのは4月11日のこと。少年は3日前から睾丸に激しい痛みを訴えており、すぐに検査が行われた。
検査の結果、陰嚢の中で精索の管が540度回転し、血管が締め付けられていたため睾丸は大きく腫れ上がり、壊死が進行。すぐに睾丸の摘出手術が行われた。
担当医によると、一般的に睾丸捻転症は発症から6時間で生殖に関する内分泌機能が低下、10時間でほぼ生殖機能が失われるため、早期発見できるか否かが重要なポイントとなる。今回のケースは発症から3日後ということで壊死が進行しており、血液がほとんど通っていない危険な状態だったという。
浙江大学病院では、同様の症状で搬送されてくる患者が、10代の男子を中心に年間20~30人に上るという。病院側はメディアの取材を通して、10代の男子がいる家庭では、保護者がしっかり異変に気づいてあげられることが早期発見につながるとして、注意を呼び掛けている。
この病院以外にも、睾丸捻転症では枚挙にいとまがないようだ。筆者が報道ベースで確認したところでも、ここ3カ月ほどの間、毎週のように睾丸捻転症のニュースが伝えられている。
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