捕まるのも当然! “盗撮天国”韓国、犯人たちの大胆すぎる手口とは――
#韓国 #東アジアニュース
ここ数年、韓国では盗撮被害が増加している。実際、2010年には年間1,100件余りだったが、15年には7,623件にまで増加。わずか5年の間に、約7倍にまで膨れ上がった。
そんななか驚きなのは、社会的地位の高い人物たちが犯行に手を染めるケースが少なくないことだ。
3月10日、国内最大手の広告代理店「第一企画」の社員が女子トイレを盗撮して退職処分となった。男の犯行は実に大胆だ。なんと、スマートフォンを片手に女子トイレに乗り込むと、個室の隙間から直接、撮影していたのだ。
ここまで堂々と盗撮できる神経はたいしたものだが、男の犯行はあまりにも無計画すぎた。結局、現場を取り押さえられて、翌日には退職処分となった。会社側はこの件を警察に通報。現在、余罪についても捜査中だ。
また同27日には、漣川(ヨンチョン)地方の郡庁に勤める公務員の男が、郡庁内の女子トイレに隠しカメラを設置したことが判明し、特例法違反容疑で逮捕された。警察によると、女性職員がカメラの存在に気づき、通報したという。
これだけなら犯人を特定することはできないが、男はあるミスを犯していた。それは、監視カメラの映像内にハッキリと自分の顔が映されていたのだ。なんとも間抜けな話である。
韓国の法律では、盗撮犯は5年以下の懲役、1,000万ウォン(約100万円)以下の罰金が科され、営利目的の場合は、より重い刑罰に処されることになっている。しかし、実際はほとんどが軽い刑罰に終わっていて、再発予防としては効果が薄いのが実情だ。
こうした現実を前に、韓国ネット民の間では「若者たちの性教育を見直さなければならない」「盗撮されてネットに晒された被害者は、一生もののトラウマを背負うということを理解してほしい」など、厳しい批判の声が上がっている。
スマートフォンの普及に伴い、爆発的に増えた盗撮被害は、韓国社会の大きな問題となっている。そのため最近では、公衆トイレに行く際にはマスクを着用する女性も増えているという。また、女性だけでなく、男性更衣室の盗撮事件も多発している。韓国では、男女問わず注意が必要だ。
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