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日刊サイゾー トップ > 海外  > 6年で約100人が死亡…殺人福祉施設

6年間で約100人の収容者が死亡……肺結核や梅毒がまん延する“殺人福祉施設”

6年間で約100人の収容者が死亡……肺結核や梅毒がまん延する殺人福祉施設の画像1死亡した少年。事件が大きく報道されたことにより、両親は見つかったが……

 姫路市の私立認定こども園「わんずまざー保育園」が、市から年間約5,000万円の給付金を受け取りながら、給食では0~1歳児にスプーン1杯ほどのおかずしか与えていなかったことが明らかとなり、社会に衝撃を与えた。

 一方、中国では、生活困窮者や育児放棄された子どもたちを保護するべき社会福祉施設の運営者が、補助金を横領するために食事や衛生管理をないがしろにした結果、100人以上の収容者が死亡していたことが判明した。
 
 国営メディア「央視網」(3月22日付)によると、広東省韶関市内にある社会福祉施設で、15歳の自閉症の少年が死亡した。この事件をきっかけに、施設内で起こった不可解な出来事が次々と発覚しているという。

6年間で約100人の収容者が死亡……肺結核や梅毒がまん延する殺人福祉施設の画像2入居当初の少年(左)は体格がよかったが、病院で撮影された際の少年(右上)はガリガリにやせてしまっていた

 2016年8月、少年は自宅の場所がわからなくなり、広州市内の路頭をさまよっていたところ行政に保護され、この施設に送られた。施設で生活を始めた少年だったが、昨年11月に体調不良となり、施設付近にある人民病院に入院することとなった。当時の担当医師によると、少年は入院当時、栄養失調で立っていることもできない状況だったという。

 精密検査の結果、少年の体は細菌性の病原体に侵されていることが判明。治療のかいもなく、入院から9日後、腸チフスが原因で死亡してしまった。病院は少年の詳しい死因を調査するため、提供されていた食事に関する記録を求めたが、施設側はこれを拒否。不信感を覚えた病院が行政に連絡し、調査が行われると、衝撃の実態が明らかになった。

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