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『水曜日のダウンタウン』DVD6&7巻発売記念インタビュー

“ドッキリ芸人”小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」

ドッキリ芸人小峠&アントニー「TBS藤井健太郎、ハゲ=面白いと思ってる説」の画像1撮影=尾藤能暢

 世の中に潜むさまざまな「説」を、アカデミックかつシュールかつ執拗に検証する『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。斬新な切り口と抜群のくだらなさで確固たる地位を築いたこちらの番組で、たびたびドッキリを仕掛けられているのがこの2人、バイきんぐ・小峠英二とマテンロウ・アントニーである。渦中の芸人にとって、この『水曜日のダウンタウン』は、どのような番組なのだろうか? そして、番組の仕掛け人である演出家・藤井健太郎の素顔とは? DVD6巻「ドッキリSP!」、7巻「松野明美SP!」巻発売記念のスペシャルインタビュー!

***

――小峠さんとアントニーさん……ちょっと不思議な組み合わせですね。

マテンロウ・アントニー(以下、アントニー) 小峠さんとは以前、別の番組で、一緒にずっとドミノ並べてましたよね。

バイきんぐ・小峠英二(以下、小峠) 丸2日間泊まり込みでね。最下層のロケだね。

アントニー 最下層(笑)。もう二度とやりたくない。スタッフさんに「アントニーは手も指もデカくて(こういうのが)苦手なのわかっててオファーしてるから。たくさん先輩に迷惑かけるところ見たいんだよ」って言われて……。本当につらかったです。

小峠 実際、迷惑かけたしね(笑)。最後のほうは、みんな「またアントニーかよ!」ってなってたし。

アントニー 思い出しただけでも胃が痛くなります。夢も、ずっとドミノでしたもん。

小峠 あの後は、しばらくみんなドミノの夢見てたらしいよ。

――そのドミノのロケに比べたら、『水曜日のダウンタウン』の企画は、だいぶ優しい……?

アントニー ジャンルが違いますね。また違うエグさが。こんなこと言ったらあれですけど「いま一番好きな番組が『水曜日のダウンタウン』」っていう人、性格悪そうですよね。

小峠 ちょっと信用できないね。

――一体全体、ほかの番組と、どういうところが違うのでしょうか? 『水曜日のダウンタウン』は。

小峠 よくもまぁ、こんなに変なこと考えつくよなって思いますね。企画会議とか、どうなってるんだろう? たぶん、めちゃくちゃ出してると思うんですよ、ネタを。それを削って削って残った……って感じじゃないですか? とんでもないアイデアが飛び交ってると思う。

アントニー ボツになった案、見てみたいですよね(笑)。

小峠 「それはマジで死んじゃうね」「あぁ、死ぬね」みたいなやつがあると思うよ。

アントニー 死んじゃうからボツ(笑)。

――めちゃくちゃオーソドックスなネタも、ボツになってそうですね。「いやいや、こっちでよかったんじゃ……」っていう。

アントニー 「自分の家を開けたら人がいる」(※「『開けたら人がいる』が結局一番怖い説」)って、相当ギリギリだと思うんですよ(笑)。

小峠 カメラ回ってなかったら、普通に犯罪だからね。

アントニー 芸人だったら何やってもいいと思っているのか、とにかくダメですよ。またいつかあるんじゃないかと思うと、おちおち寝てもいられない。AVも見られない。自分の家が自分の家じゃないみたい。住み心地がすごく悪くなりました。

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