日本も危ない!? 増え続ける中国人留学生の「爆就職」で、職にあぶれる若者たち
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ただでさえ就職難にあえぐ韓国の若者たちに、さらなる悲劇が襲いかかろうとしている。中国人留学生に、アルバイトの機会を奪われつつあるのだ。朝鮮日報などが、そんな韓国・ソウルの変化を伝えている。
高麗大学の前にあるコンビニで、6カ月にわたりアルバイトをしていた大学生のキムさん(26歳)は、店主から「今月で退職してほしい」と言われた。同店を訪れる中国人留学生が急増しているため、中国語が話せる留学生をアルバイトに起用したいというのだ。
このように、大学が多いエリアでは、中国人留学生に押されて仕事を失う韓国の若者が増えているという。彼らが、コンビニ、レストラン、化粧品店などでお得意様として影響力を高めている状況を受けて、事業主が中国人アルバイトを優先するというのだ。
韓国内の中国人留学生は2007年の段階で3万1,384人だったが、16年には6万7,066人に増えている。主要な大学でも、中国人留学生が全学生の3~5%を占めるようになり、彼らは地域店舗の売り上げに大きな貢献を果たしている。
梨花女子大の前にある化粧品店の店主のナムさん(55歳)は、「梨大前は中国人留学生だけでなく、観光客も多く、留学生アルバイトなしでは商売ができない」と話す。最近採用したアルバイト3人は、すべて中国人だった。そのうちの一人は「20~30代の中国女性は国の化粧品が好きなので、留学生たちが化粧品を大量に買って、中国の友人に送る」と話す
コンビニの店主たちの間では「中国人留学生が多く住む地域で彼らをうまくバイトに使えば、売り上げが2倍になる」といううわさも流れている。というのも、彼らは弁当やおにぎりなど食品を購入する際、言葉が通じるアルバイトがいるコンビニを好む傾向があるからだ。
「中国人留学生が売上高の70%程度を占めており、アルバイト9人すべてを中国人留学生に替えた。韓国の学生には申し訳ないが、私の店は中国語が話せないと立ち行かない」と話す店主や、「同じ時給であれば、中国語と若干の韓国語がしゃべれる留学生を使うほうがよい」と話す者もいる。
時給が低いアルバイトですら、激しい競争にさらされる韓国の若者たち。2017年を迎えたが、失業率が好転するどころか、むしろ流れは、より苦しい方向へ向かっているようだ。
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