SMAP『紅白』辞退の大混乱……NHK関係者は「出場が決まった」報道に恨み節も
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年内で解散するSMAPが、大みそかの『第67回NHK紅白歌合戦』の出演を正式に辞退。番組に携わる関係者は「ジャニーズ事務所から断りの連絡があったと聞いています。現時点で番組のタイムテーブルにSMAPの名前は一切ない」と言っている。NHKは出場者の発表後も異例の形で出演交渉を続けていたが、関係者からは一部メディアへの恨み節も聞かれた。
「出場が決まったとか大ウソ書いていた雑誌があって、おかげでSMAP側の態度が硬くなったと思う。ジャニーズの人が『決まってもないのにああいう記事を書かれると、なおのことメンバーは出たがらない』と言っていたから。メンバーの複雑な胸中を考えれば、決まってもないのに出場濃厚とか書かれたら、誰がそんな話を決めたのかと、なお出たくなくなるのは当然。余計なことをしてくれた」(NHK関係者)
おそらく関係者が怒りをぶつけたのは、12月19日に配信された「週刊女性」(主婦と生活社)のネット版だ。「なんとここにきてSMAPの紅白出場が濃厚になった」とした記事では、メンバーが「SMAPはファンがあってのSMAP。最後はファンに向けて、ちゃんとお別れを言おう。すべてはファンのために」と意見が一致、中継での出場となると伝えた。
そんな話し合いが本当にあったのなら、出場辞退となったことはと話のつじつまが合わないのだが、辞退がNHK関係者から伝えられたのは22日のことで、そのわずか3日前に「出場濃厚」との記事。態度保留のようになっていたSMAPが、これを見て腹を決めた可能性はある。
もっとも、関係者が言うには、これまで話が進展したことはなく「一度もポジティブな話は出てこなかった」としている。メンバー間の険悪状態から、すでに共演は仕事先を問わずNGとなっており、唯一メンバー5人が共演を続けていたフジテレビ『SMAP×SMAP』最終回の生出演もなくなるほど。結果、収録で最後に揃った形となった19日放送の同番組では、香取慎吾の言動の後に木村拓哉が爆笑するシーンが編集で差し込まれるなど、現場の混乱ぶりもありありと見て取れた。
「20年も放送してきた『スマスマ』に出ないのに、『紅白』に出るなんてありえないでしょ」
そう話したのはフジ関係者だ。
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