初の全国一斉調査も意味なし!? 裏オプがまん延する「JKコミュ」の実態
#事件
警察庁は15日、女子高生が接客するJKビジネスについて、来年度に初の全国一斉調査を行うことを発表した。
「JKビジネス」が世間で認知され始めたのは2013年のことだった。1月27日、秋葉原と池袋を中心とする都内のJKリフレ18店舗が、労働基準法違反で一斉摘発され、中学3年生を含む15~17歳の少女76人が保護された。また、同年末には、捜査員が100人体制で秋葉原に出動し、「JK散歩」と称されるデートサービスを行う15~17歳の少女13人を補導した。
しかしその後も、規制の網の目をかいくぐるようにして、女子高生がプロレス技を仕掛ける店やら、女子高生の匂いを嗅ぐ店、さらには女子高生が折り鶴を折るのを眺める「JK作業所」が誕生したりと、新手のJKビジネスは絶えることがなかった。警察の捜査や法の規制が、それに追いついていないのが現状だ。
都内でJKビジネスの店を営む関係者のK氏は、その実態を次のように語る。
「例えば、新宿に『P』というJKコミュ店(JKコミュニケーションの略)があったんですけど、そこは“16~18歳のリアルな女子高生とトークができる”とうたう店でした。リフレのように肉体的な接触があるとダメなんですけど、トークだけだったら法に触れません。でも実際には、カーテンで仕切られた一室の中では、女子高生たちが客と直接交渉して、フェラや手コキ、本番といった性的サービスを行っていて、店もそれを黙認していました。仮に警察が踏み込んできても、店側は『女の子たちが勝手にやっていること』と言い逃れするためです。その店は雑誌で書かれると、すぐに移転して、『A』と名前を変えて、また同じような形態の店を立ち上げました」
表向きは「お話だけ」などと銘打ち、法に触れないように留意しつつ、世間で注目され始めて危ないと感じたら、すぐに店を閉めてしまう。今のJKビジネスは、より巧妙にアングラ化しているようだ。
■今の主流は、お散歩店
JKビジネスの現状は、どうなっているのか? さらにK氏に尋ねてみた。
「15年はJKコミュが乱立して児童買春の温床になっていたんですけど、今年6月に新宿のJKコミュ店、制服相席屋が摘発を食らってから、今はお散歩が主流になっています。制服相席屋の女の子たちは、摘発後、都内のお散歩店に大量移籍しました」
“お散歩少女”は13年末に一斉補導されたはずであり、警視庁は、お散歩少女を「補導対象」だとうたっている。それなのになぜ、今、18歳未満を雇用するお散歩店が、堂々と営業できているのか?
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