SMAP“キムタク以外”独立の可能性と、糸を引く「飯島元マネジャー」の悪評とは
#ジャニーズ #SMAP
年内で解散するSMAPをめぐっては、一部メンバーが来年、ジャニーズ事務所から独立するというウワサが絶えない。事務所は解散発表のFAXに「5人それぞれの所属が変わることはなく」と事務所残留を明記していたが、何しろ解散の発端が木村拓哉以外のメンバー4人の独立への動きだっただけに、今後も予断を許さない。
「独立できるかどうかは別にしても、SMAP育ての親、元チーフマネジャーの飯島(三智)さんが裏で糸を引いているのは間違いないのでは」と話すのは、ベテラン芸能記者だ。
騒動後にジャニーズ事務所を退社した飯島氏の動向はハッキリしていないため、臆測含みの話だが、記者は「ほかでもないジャニーズ事務所の関係者が『メンバーが飯島さんと連絡を取らないわけがない』と言っている」と話しており、飯島氏の動き次第で、一部メンバーがジャニーズ事務所から抜ける可能性はあるわけだ。
ただ、実際に独立したとしても、芸能界でこれまで通り順調にやっていけるかどうかは別の話だ。主要メディアがジャニーズ事務所に気を使うことはもちろん、飯島氏の過去の振る舞いに対して評判が悪いことも大きい。SMAPと長年の付き合いがある番組プロデューサーは「飯島さんほど厄介な取引相手はいなかった」と断言している。
「とにかく口出しが多い。台本から収録現場に至るまで、少しでも気に入らないことがあると、その場で変更させていました。あるバラエティ番組では、お笑い芸人の下品なネタに怒って、その場から退場させ、収録済みの部分までカットさせたほど。ドラマや映画では、台本をSMAPメンバーのキャラに合わせて書き換えまくることでも有名でした。例えば実写版の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は、主人公のキムタクが古代進にはまったく見えない作りで、原作の世界をぶち壊し、酷評されました。あれこそ、まさに飯島さんが文句をつけまくって変えさせたからです。そういうことにウンザリしてきた人たちは、SMAPメンバーが独立して飯島さんが面倒を見たとしても、関わりたくないでしょう」(同)
SMAP騒動では、一部ファンがジャニーズ事務所を巨悪のように批判し、辞めた飯島氏こそ正義であるような見方をしていたりもするが、現場評は飯島氏に厳しく、別のテレビディレクターも「飯島さんは一度怒りだすと、しつこく延々と文句を言い続け、関係者みんながひたすら謝るということの繰り返しでした。仕事を与えているのはこっちなので、内心、“なんでそこまで偉そうにされなきゃいけないんだ?”と思ってました」という不満を明かした。
これもSMAP側に立てば、メンバーを守ってきた最大の功労者ではあるのだが、飯島氏がそんな女帝ぶっていられたのは、ジャニーズ事務所という巨大帝国が背後にあったからこそだ。
SMAPは現在、年末の仕事をどうするかでモメている。事務所サイドは華々しくラストを飾る仕事を詰め込みたいが、メンバーらはまったく折り合いがつかず、5人がそろう唯一のレギュラー番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)を続けるので十分という様相だ。すでに歌番組のオファーは受け付けず、事務所もテレビ局もお手上げ。
前出のベテラン記者は「飯島さんがいないと5人がまとまらないという状況は、まさに飯島さんの狙い通りで、そうなると、事務所と飯島さんの対立を背景に、亀裂は深まるばかり」と話している。
ファンがなんらかの集大成を期待しても、本人たちが共演を嫌がっているとなれば、最悪の場合、見せ場なく自然消滅となることもあり得そうだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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