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「自慰行為動画」をネタに恐喝! 中国系韓国人が仕組んだ、巧妙すぎるチャット詐欺

internet0901.jpgイメージ画像(Thikstockより)

「入金がなければ、自慰行為映像を流出させてやる」

 これは先ごろ、韓国内で横行したインターネット犯罪の脅し文句だ。8月23日、主犯のチョン容疑者(33)を筆頭に、中国を拠点にした同国系韓国人8人が、恐喝・情報保護に関する法律違反疑惑で懲役2年を求刑されたことで明らかになった。

 容疑者たちが犯罪に利用したのがチャットアプリで、その手口は実に巧妙だ。女性を装った容疑者たちは軽快なトークで相手との距離を縮めると、自分の写真が入っているというファイルを相手に送るのだ。しかし、このファイルは、受け取った相手のスマートフォンに登録された連絡先、文字入力記録、GPSの位置情報などをこっそりと抜き出す悪質なウイルスだった。

 そうとは知らずにチャットを続けると、容疑者たちは女性のエロ動画を送って、先方にも自慰行為を撮影して送り返すよう迫るのだ。

 エロ動画に釣られたカモは、自ら進んで自慰動画を相手に送ってしまう。こうして、脅迫材料を得た容疑者たちは、「動画を流出させる」という内容で脅して、300万ウォン(約30万円)ほどの金額を指定口座に入金させた。ちなみに、脅迫額はターゲットによって上下させていたという。

 捜査の過程で、この事件の規模の大きさも明らかになった。なんと、容疑者たちは、昨年12月から今年5月までの間に、同様の手段を用いて、延べ247人を脅迫。総額5億6,700万ウォン(約5,670万円)をだまし取っていた。さらに余罪もあるとみられており、被害総額はまだまだ拡大する見込みだ。

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