SMAP『音楽の日』『うたの夏まつり』出場辞退は、ジャニーズの“出し惜しみ”戦略だった?
#ジャニーズ #SMAP
SMAPが昨年まで5年連続で出演していたTBS系『音楽の日』(7月16日)とフジテレビ系『FNSうたの夏まつり』(同18日)の出演を辞退していたことが伝えられたが、その理由はジャニーズ側の発表した「新曲をリリースしていない」ためだけではないという。
一部スポーツ紙で伝えられた表向きの理由は「今年は新曲を出しておらず、十分なパフォーマンスができない」というもの。確かにSMAPは騒動後、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)など一部番組での出演はあったが、新曲もコンサートもいまだ発表がない状態。これには、独立騒動以来の、メンバー間および事務所側との関係悪化もささやかれるが、ジャニーズに近い芸能関係者に聞いたところ、なんと「出し惜しみの方針」があるというのだ。
「今年デビュー25周年で、SMAPは記念イベントを企画しているんですが、正直、今のSMAPは以前より人気が落ちていて、普通に新曲をリリースしてコンサートをやっても、セールスが伸びないんです。だから、わざと何も発表せず、ファンの“飢え”を高めていく必要があるんですよ。この秋、ギリギリになってドームツアーの発表をして、短期間でチケット申し込みをさせれば、その勢いで売れます。だから今は、出し惜しみしておくために、5人そろって代表曲なんて歌っちゃダメということなんです」(同)
言われてみれば、これだけのベテランタレントが、今さらパフォーマンス不十分などと言い出すのも不自然な話。番組に登場すれば、新曲でなくとも十分な話題性があるはずだが、その後に控える25周年イベントの商売を考えた戦略が必要だったというわけだ。裏を返せば、今のSMAPは売るために工夫しなければ、苦戦を免れないということになる。
「正直、この7~8年はいろいろな戦略で、なんとか底上げしてきましたからね。25周年イベント自体は、以前のように爆発的に売れなくなったニューアルバムを作らなくても、長年の集大成として過去のヒット曲だけでも十分カッコはつきます」(同)
ただ、絶大な知名度と、固定ファンが存在するのもまた事実。グループ活動としての人気が落ちても、各メンバーのソロ仕事には一定の需要があるのではないか?
「たとえて言うなら、少年隊に近い道となるんでしょうけど、中居(正広)クンの司会業は安定してますし、キムタク(木村拓哉)も俳優として地位を築いています。ほか(稲垣)吾郎ちゃんは舞台やドラマでの悪役など新境地に評価がありますし、草なぎ(剛)クンもドラマやバラエティのMCで仕事は途絶えないでしょう。ひとり(香取)慎吾ちゃんは不安があるんですが、多少メンバー間で差が出るのは仕方ないところ」(同)
現在のSMAPは、分裂危機からの回復期という印象があり、9月にはジャニーズ事務所との契約更新があることは世間に周知されている。それだけに、秋にドカンと活動発表があれば、ファンに対しても“SMAP完全復活”を大きくアピールできるということのようだ。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)
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