今年も野沢直子の“出稼ぎシーズン”がやってきた! 若年層には「この人誰?」でも、大丈夫!?
#吉本興業 #ダウンタウン #浜田雅功
9日、タレントの野沢直子が、『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』(読売テレビ系)に出演し、番組でこの日共演した小沢仁志が中学時代の同級生であると明かした。コワモテ俳優として知られる小沢は、中学時代からパンチパーマだったという。意外なエピソードに驚くとともに、今年も野沢の“出稼ぎシーズン”到来を知った視聴者も多いだろう。
彼女は現在アメリカ在住で、年に1~2度のペースで帰国し、テレビ番組出演などで出稼ぎを行っている。日本滞在中は、親友である小川菜摘宅に居候することでも知られている。
忘れた頃にテレビに出てくる野沢だが、10~20代の若い視聴者にとっては「この人誰?」状態だろう。果たして、野沢はどういうタレントだったのか?
「彼女は、1980年代後半から90年代の初めにかけて絶大な人気を誇っていました。タモリや島田紳助といった大物タレントにも物怖じせずに絡んでいく、元気なキャラクターとしても知られていました。それが、単なる落ち着きのない人、失礼な人にならなかったのは、彼女の人柄ゆえですかね」(放送作家)
大物タレントとの共演だけでなく、『夢で逢えたら』(フジテレビ系)では、ダウンタウンやウッチャンナンチャン、清水ミチコなど同世代の芸人とも共演した。お笑いでいえば、第三世代に属する。
「彼女は作り込んだネタをやるというよりは、その場の即興的なアドリブやテンションで笑いを取るタイプでした。今のタレントに求められる素質を、先取りしていたともいえます。ゆえにセミリタイア後も、テレビ番組出演の需要があるといえるのかもしれません。バラエティ対応ができるピンの女性タレントという枠では久本雅美や松本明子に先んじていたといえますし、大物芸能人に天然と若さを武器に絡んでいくさまは、篠原ともえの原形でもありますね」(同)
そんな野沢だが、91年3月にすべてのレギュラー番組を降板し、単身渡米。この月、日本ではバブル経済が終焉する。バブル崩壊とともに突然テレビから消えた彼女は、バブリーなテレビ黄金期を象徴するタレントでもあるのだ。
(文=平田宏利)
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