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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国「便器プール」で少女に悲劇

利用者の“放尿グセ”で水質悪化! 中国「便器プール」に入った少女の皮膚が剥がれ落ちる

pool0713.jpg芋洗い状態の中国のプール

 この季節、中国各地のプールは、あまりの混雑に、文字通り芋洗い状態となる。しかも今年は、さらにぞっとするような報告が相次いでいる。

「鳳凰網」(7月11日付)によると、6月、家族とともに地元のプールで遊泳した広西チワン族自治区の6歳の少女が、その直後に全身の皮膚が剥がれ落ちる症状に見舞われた。

 病院に駆け込んだところ、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」と診断されたという。肺炎や腎炎、敗血症などを併発しやすく、幼児の死亡率は3~4%の上る、危険な病気だ。医師は、プールの水が汚染されていたことが原因とみている。

 一方、「京華時報」によると、北京市の衛生監督所が市内各所のプールで水質調査を行ったところ、消毒のために使用されるカルキの濃度が、基準よりも低いケースが多々あることがわかった。

 容積1,000立方メートルのプールの場合、基準値を満たす量のカルキを毎日使用すると、日本円で月15万円ほどの費用がかかる。これを節約するため、十分な量のカルキを投入していないプールが多いのだという。

 その半面、各プールで濃度が高かったのが、尿素の数値だったというから吐き気がする。冒頭の少女が泳いだプールも、同様に衛生管理がずさんだった可能性が高い。

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