フジテレビは、もうダメだ……深刻なスポンサー離れで『27時間テレビ』中止の危機
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フジテレビ夏の恒例番組『FNS27時間テレビ』が7月23~24日にかけて放送されることが発表された。注目のMCは、明石家さんま、SMAP中居正広、加藤綾子のほか、ネプチューン、坂上忍、雨上がり決死隊など、各番組のMC陣がつないでいくリレー方式だという。
しかしMC発表後、フジテレビでは一転、『27時間テレビ』の中止が検討され始めたというのだ。というのも、その直前に驚愕の数字が発表されたからだ。
「2016年3月期決算で、フジテレビは局単体の当期純利益でテレビ東京を下回ったんです。売り上げこそ、フジテレビ2,897億円、テレビ東京1,073億円と大差がついていますが、当期純利益ではテレビ東京約41億円に対し、フジテレビは約33億円となった」(テレビ関係者)
これを知ったフジテレビ局員たちはショックを受け、肩を落としたというが、一番深刻だったのが広告担当者たちだ。
「フジテレビに高額の広告料を支払うくらいなら、テレビ東京に出稿したほうがよっぽどコスパがいいことが、クライアントにバレてしまった。そのため『27時間テレビ』にも、スポンサーがまったくつかない状況のようです。フジテレビはドラマ、バラエティ、報道と総崩れ。視聴率2ケタを取れる番組がほぼありません。今クールのドラマが惨敗して、商品価値が急落した福山雅治や芦田愛菜が絶縁状を突き付けたように、大手芸能プロのフジ離れが加速している。同じように広告業界からもそっぽを向かれ始めたことで、いよいよ深刻な事態です。その証拠に、先日放送されたある番組では、ゴールデンにもかかわらずスポンサーがつかず、朝の情報番組のように生放送のネットショッピングが差し込まれていました」(広告代理店関係者)
一方、経費削減も進行中で、フジテレビでは来年の給料も大幅カットが決定し、転職する局員も続出しているという。
「発表されたリレーMCのメンバーには、当初、メインに内定したといわれていたウッチャンナンチャンの名前が入っていません。泥舟のフジテレビに見切りをつけたのか、あるいはギャラが折り合わなかったのかもしれません。いずれにせよ、『27時間テレビ』には莫大な制作費がかかりますから、スポンサーがいないまま放送となれば、テレビ東京との差がますます広がるのは確実です」(同)
昨年は『めちゃ×2イケてるッ!』をメインに据えて、視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で歴代ワースト3位の大惨敗だった。今年は、さらなる爆死が予想されているだけに、ここは「放送中止」を決断したほうが傷は浅いかもしれない。
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