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日刊サイゾー トップ > 海外  > 韓国ゲイホイホイ詐欺で2,200万円

韓国・元祖オレオレ詐欺師が、同性愛者をターゲットに“ゲイホイホイ詐欺”「11人から2,200万円」

atm0608.jpgユン容疑者が金を下ろしている瞬間

 近年、韓国では郵便局や検察、国家機関を名乗り、銀行口座やクレジットカードなどの個人情報を悪用して金を盗むボイスフィッシング(電気通信金融詐欺)が猛威を振るっている。日本でいう、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」だ。日本では2004年頃から社会問題となったこの詐欺行為が韓国でも爆発的に増えたのは06年頃からだが、その後も、まったく衰えを見せていない。それどころか、韓国のボイスフィッシング犯罪は年々、手口が巧妙になってきている。

 5月末日に逮捕されたユン容疑者(52)は、同種の犯行を重ねてきた代表格といえるかもしれない。彼は、まだボイスフィッシングという名称もなかった02年に、その手法を思いつくと大規模な詐欺行為を繰り返した。

 ユン容疑者は、農村地区の高齢者たちをターゲットに無差別に電話をかけると、息子と偽って交通事故の示談金を要求したのだ。当時、そうした犯罪はあまり知られていなかったため、およそ100人の高齢者がユン容疑者に金をだまし取られた。その総額は12億ウォン(約1億2,000万円)にも上る。

 ただし、あまりにも頻繁に犯行を重ねたため、それがあだとなって逮捕されてしまう。12年に出所したユン容疑者は、再び同じ手口で稼ごうとするが、当時すでにボイスフィッシングに対する人々の警戒心は強く、以前のような稼ぎを期待することは難しかった。そんな彼が目を付けたのが、スマートフォンのチャットアプリだ。
 
 顔や身元の照会をされることなく、相手とやりとりができるチャットは、ユン容疑者にとって都合がよかった。ここで彼が新たなターゲットに選んだのは、“同性愛者”だ。
 
 韓国における同性愛者への風当たりは強い。そこに目を付けたユン容疑者は、同性愛者として恋人を探すフリをしながら、カモを探した。同性愛者ならば、数少ない同好の士に対する情や社会的立場から、通報できないと思ったのだ。

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