重森さとみのユニットメンバーが「1円ももらえない」と失踪! ノーギャラで働かされるアイドルたち
#アイドル
『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)などに出演するタレントの重森さとみがリーダーを務める3人組ガールズユニット“LLS”のメンバー・あすみんが卒業。重森は17日、その理由が突然の“失踪”であったことをブログで明かした。
同ユニットは、2月にシングル「LOVE GAME」(UNION MUSIC JAPAN)でデビューし、現在、リリースイベントのツアー中。だが今月になって、あすみんのインスタグラムが突然消滅し、ファンから心配の声が相次いでいた。
重森のブログによれば、今月13日、メンバーのあすみんから「もうLLSを続けられない」とのLINEが届いたのを最後に、音信不通に。その後、メンバーのきほから重森に電話が入り、あすみんから「契約書も交わしてないし、文句言われる筋合いないし、次のイベントブッチしてLINEもブロックして飛ぶ!きほちゃんもそうしようよ!」(原文ママ、以下同)と逃亡を持ちかけられたことを報告。あすみんは、その理由を「どれだけイベントをしてもCD売っても1円ももらえない、リーダーのさっちゃんはいつも厳しいし、せっかくの20代半ば、お金にもならない、こんな過酷なLLS続けとってもバカみたいじゃない?」と話していたという。
重森は「あすみん卒業の理由を聞かれ、答えるとしたら、お金をもらえないのにイベントに出てCDを売らなきゃいけない事。そしてリーダーの私がお金は入ってこなくても、楽しく3人で続けていけるLLSを作れなかった事」と改めて説明し、「あすみんは今まで芸能の仕事をした事が無かったので、頑張った分=入ってくるお金との違いにびっくりしただろうし」と心情を察している。
3月から各地のショッピングモールなどを巡り、ミニライブや特典会をこなしてきたLLS。3月に大阪で開催した際は、用意していたCDが完売するほどの盛況ぶりを見せていたという。
「数年前のアイドルブームの頃は、LLSのようにギャラがゼロのアイドルがごろごろいた。しかし最近は、メンバーにやめられないようにと、生活できるだけの金銭を渡す運営が増えている印象。ただ、重森の所属事務所は、いわゆるグラビアアイドル系事務所。グラドルの不遇ぶりは芸能界でも有名ですから、タダ働きを強いるのは事務所の体質では?」(アイドル誌ライター)
過去には、もっと不遇なケースも。おととし、ドルヲタの間ではそれなりに人気のあった中高生アイドルラップユニット・ライムベリーの15歳のメンバーが突然、脱退を発表。その理由について、母親が本人のブログで「ライムベリーを続けていくには、高額なお金がかかることとなってしまいました。それは然るべきことと理解し、わが家では、経済的理由により、ライムベリーを続けていくことを断念することにいたしました」と説明し、大きな波紋を呼んだ。
->
また、SKE48の松村香織は自身のネット番組で、最初の半年間は給料がなく、アンダーとして劇場公演に出るようになってからは、しばらく手取り月3万6,000円だったことを暴露。また、スターダストプロモーション所属のチームしゃちほこのセンター・秋本帆華は、昨年出演したテレビ番組で、事務所とのギャラ配分を暴露。「事務所7:メンバー3」で、さらに6人(当時)のメンバーで分割するため、実質「7:0.5」であると明かした。
「それでもスタダ系アイドルは、一般的な会社員なんかより、ずっともらってますよ。ドルヲタは不遇なアイドルほど応援しようとする風潮があるため、メンバーも薄給をアピールしがち。しかし、中には未成年メンバーに多額のレッスン料を支払わせたあげく、ギャラを搾取する悪質な運営もいますから、そういうグループにはファンも疑問を持ったほうがいい」(同)
メンバー失踪にショックを受けつつも、「LLSとしての収入はないしむしろ衣装代など赤字ばっかりだけど、LLSを今までやってきて、何にももらっていない、バカみたい、という事は決してないと思います」と前向きな姿勢を見せている重森。労働の対価として賃金発生は当たり前だと思っている一般人にとって、芸能界は到底理解し難い世界のようだ。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事