『あさが来た』今世紀朝ドラ最高視聴率を達成! これまでトップだった『さくら』のヒロイン・高野志穂はいずこへ……
#NHK #波瑠 #宮崎あおい #朝ドラ
NHK連続テレビ小説『あさが来た』(波瑠主演/月~土曜午前8時~)が4月2日、最終回を迎え、全156話の平均視聴率は23.5%となり、02年度前期の『さくら』(高野志穂主演)の23.3%を上回り、今世紀(2001年度前期以降)に放送された朝ドラで最高記録を更新した。
まさにパーフェクトといってもいい快進撃だった。第1週は平均20.3%、第2週は平均20.2%と、大台ギリギリだったが、第3週で21.4%と上昇気流に乗せると、その後、視聴率はグングン上がり、第10週では25.2%を記録。最終回は27.0%で、自己最高の27.2%(第59話=昨年12月4日)の更新は惜しくもならなかった。
前評判は、それほど高くなかったが、主人公・あさ(波瑠)と、姉・はつ(宮崎あおい)の実質Wヒロイン制が功を奏し、夫・新次郎(玉木宏)、薩摩藩士・五代友厚(ディーン・フジオカ)らの個性も光り、高視聴率に導いた。
『あさが来た』が終盤を迎えると、これまでの今世紀最高視聴率だった『さくら』が頻繁にクローズアップされることになったが、そのヒロイン(高野)を覚えている人がどれだけいるだろうか?
『さくら』の主人公・松元さくら(高野)は、米ハワイ生まれの日系4世で、自分のルーツを探るため、岐阜・飛騨高山地方の中学校に就職し、その風土、人情に触れ成長していく物語だった。
ヒロインオーディションには2,512人が応募。高野は演技経験ゼロのド素人だったが、幼少期からイギリスやシンガポールなどに住んでいた帰国子女で、英語が堪能だったこともあり、オーディションを勝ち抜いた。
女優デビュー作で、いきなり主演を務め、そのドラマは大ヒット。2003年にはハウス食品、出光興産、ロッテ、オンワード樫山など大企業のCMに起用されるなど、一躍シンデレラガールとなった。その後、NHKを中心に女優活動を続けたが、06年あたりから仕事は激減。だんだん端役しか回ってこなくなり、一時は舞台に活路を求めたが、再ブレークは果たせず。皮肉にもデビュー作が女優人生のピークとなってしまった。13年6月、演技派俳優・北村有起哉と結婚。妊娠のため、14年から産休に入り、同年11月に第1子となる男児を出産し、以降、主婦業に専念している。
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