単車窃盗&暴行に明け暮れるヤバすぎる不良群像!! ゆうばりグランプリ作『孤高の遠吠』が凱旋上映
2016/03/22 17:00
#映画
地方都市で暮らす若者たちの凄惨なサバイバルストーリーとなっている『孤高の遠吠』。出演者は全員リアルな不良たちだ。
静岡県富士宮市に焼きそばに続く、新しい名物が生まれた。それは実録不良映画だ。富士宮出身の小林勇貴監督(1990年生まれ)が地元の不良たちをそのまま出演させたご当地実録犯罪映画『孤高の遠吠』は、今年2月に開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」のオフシアター部門コンペティションにてグランプリを受賞。3月26日(土)より都内の渋谷アップリンクにて凱旋上映されることになった。同映画祭コンペ部門の審査委員長をつとめたベテラン脚本家・柏原寛司氏は「我々プロが大人の事情で撮れないようなものをやってしまう向こう見ずさが、忘れていた青春を思い出させる」と評している。
過激な作品の上映で知られる「カナザワ映画祭」で“期待の新人 カナザワ映画祭賞”を受賞した小林監督の前作『NIGHT SAFARI』(14)に続く実録不良映画である『孤高の遠吠』。富士宮一帯の実にいい面構えをした輩(やから)たちが続々と登場する。『クローズZERO』(07)や『ドロップ』(09)などのヤンキー映画では人気俳優たちが不良役を演じたわけだが、小林監督の作品では実際に地元で鳴らしている不良たちが暴走、抗争、窃盗に明け暮れた自分たちの青春をリアルに演じており、役づくりでは得られない独特の空気感を醸し出している。
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