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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > グラドル、撮影現場から逃亡未遂
“崖っぷち”アラサーグラドル・吉沢さりぃの「グラドルもつらいよ!」

あまりに過激なファーストDVD撮影現場で逃亡未遂! 発売中止にするため、弁護士に相談するも……

yoshizawa0218.jpgイメージ画像(「Thinkstock」より)

 日刊サイゾーの読者の方々、初めまして!

 夢見る少女のまま三十路になってしまった崖っぷちグラビアアイドルの吉沢さりぃです。グラドルデビューして、はや10年。露出が増えていく一方のDVDの仕事に限界を感じて辞めたり、芸名を変えて再デビューするも親にバレて地元に連れ戻されたり、三十路前に婚活に飽きて名前を戻してグラドル復活したりと、紆余曲折がありつつも、今もなお私はグラビアの世界をさまよい続けています。今回はそんな10年選手、吉沢さりぃのファーストDVD撮影時のお話です。

 20歳の時に漠然と「グラドルになりたいな!」と思い、数々の大手事務所に書類を送るも面接にすら進めなかった私は、もう夢などあきらめようと落胆していた時、いきなり路上で「グラビアとか興味ありませんか?」と声をかけられました。見た目はアキバ系な男性でしたが、なんでも、彼は某有名AV女優の個人事務所を経営しているとのこと。彼女は親バレNGのため、芸能の仕事のオファーはたくさん来るものの出演できず、彼女がこなせない仕事をあっせんできるタレントを探しているようです。幾つもの事務所に落ちていた私は、わらにもすがる思いで、このアキバ系男性に運命を任せることにしました。

 スカウトの翌週、すぐに宣材写真の撮影をしました。メイクさんもカメラマンさんも私の宣材撮影のためだけに来てくださり、何もかもが初めての私は“タレント”扱いに浮かれていました。グラドル好きな私は、胸を造花で隠す衣装や手ブラやTバックは雑誌で見慣れていたので、宣材撮影からノリノリで「なんでもやります!」「大丈夫です!」と、過激な衣装を快く引き受けました。これが後々、大きな落とし穴となるとはつゆ知らず……。

 ファーストDVD発売はすぐに決定しましたが、撮影当日、初めて台本を渡されてびっくりしました。極小ビキニでバナナを舐めたり、見たこともないマッサージ器を使わされたり、乳首の魚拓を取ったり、胸で何かを挟まされたりと、エロシーンのオンパレードだったのです。あからさまにエロい言葉を言わされたりもしました。不本意ではありましたが、制作陣の意図を考え、エロい演技をしました。

 メイクをしてもらっていた時にはMAXだったテンションは、3パターンほど撮り終えると、どん底にまで落ち込んでいきました。撮影の最中は、ずっと考えていました……「これはグラビアの仕事なんかじゃない!」と。

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