“性の都”が遷都か! 中国・売春婦グループが「北へ北へ」民族大移動中!!
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「世界の工場」と呼ばれた中国製造業の中心にあり、各地に性風俗店があったことから、中国一の“性の都”としても知られていた広東省東莞市。しかし、2014年ごろから始まった性風俗の徹底取り締まりにより、夜の街はすっかり廃れてしまった。新華社の報道によると、性風俗の摘発による東莞市の経済的な損失は、約500億元(約9,000億円)に上ると試算されている。
「東莞は、夜の街がなければ工場しかない殺風景なところ。夜は酒を飲むか、女遊びくらいしかすることがない。取り締まりの強化以来、すっかり寂しくなりましたよ」と、現地の日系工場に勤務する日本人駐在員も嘆く。
そんな中、摘発を逃れた風俗業者が、取り締まりの厳しい東莞を捨てて北上。これまで雇っていた“小姐”たちを大勢引き連れ、中国東部の大都市・上海の隣にある安徽省の省都・合肥へと商売の舞台を移していた。ちなみに“小姐(シァオジエ)”とは、本来は「若い女性」という意味なのだが、今ではほとんど「夜の街の女性」として使われることのほうが多い。
東莞で風俗業を営んでいた石という男。合肥の五つ星ホテルの中にあるSPA施設2カ所を間借りし、表向きは普通のSPAやマッサージを提供する店として営業していたが、実際には、インターネットのホームページにセクシーな女性の写真を載せ、過激なサービスを提供していた。料金は、下は880元(約1万5,000円)から、上は1,680元(約3万円)までだったという。
取り締まりが厳しかった東莞での経験を生かしてなのか、摘発に対する防御策は準備万端で、幹部は親戚で固め、従業員たちは店以外で顔を合わせることもなく、もし誰かが捕まってもそこから芋づる式に逮捕されないようにしていた。さらに、小姐たちに対しても、警察の手入れがあった際の捕まらないための問答集を作り、入念な予行演習まで行っていたという。
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