高校サッカーで放送事故!? 東福岡高校“横柄”ヒーローインタビューの真相とは
#サッカー
東福岡高校の優勝で幕を閉じた「第94回全国高校サッカー選手権大会」。決勝戦には約5万4,000人が詰めかけるなど大盛り上がりだったが、そのフィナーレで“放送事故”が起きた。
ヒーローインタビューに登場した東福岡の3年生、三宅海斗選手が「夏冬2冠をどんな未来につなげていきたいか」というインタビュアーの質問に対し、「質問を変えてもらっていいっすか?」と返したのだ。
これに食いついたのが、一部ネット民。ヴェルディ時代の1994年、ヒーローインタビューに終始不遜な姿勢で臨み、同郷で高校の先輩に当たる釜本邦茂氏の話題を振られ、「え~よくわかんない」「僕使ったら勝てるんで、宜しくお願いしま~す」と応えて大ひんしゅくを買った石塚啓次に次ぐひどさだと話題になっている。
だが、三宅選手の受け答えは文字にすると確かに横柄だが、実はしっかりと答えようとしている。最初の質問「皆がつないでくれたゴールでしたね」に対しては、「そうですね。今日は11日なんで、自分(背番号)の日と思って、絶対決めたいと思ってました」と、笑顔で答えている。この後に、「夏冬2冠をどんな未来につなげていきたいか」と問われ、「まぁ……」と答えようとしたのだが、何も見つからなかったのか、マイクに入らないようインタビュアーに「質問変えてもらってもいいですか?」と発したのだ。
つまり、誠心誠意インタビューに答えようとしたがゆえんの発言だったのだ。逆に、インタビュアーは、この質問でいったい何を引き出したかったのだろうか?
「おそらく、『東京五輪につなげたい』的な発言を期待していたのでしょう。でも、三宅君も、自分の実力はわかっているし、現在、Jチームからオファーが来ている様子もない。そうなると、大言壮語になってしまうから、答えづらい。サッカー選手としての進路が未定の高校生には、酷な質問だったかもしれません。お調子者なら、ノリノリで答えるかもしれませんが。日本のサッカーメディアは、質問がヘタなんですよ。ここだけの話、FIFAクラブワールドカップ2015では、バルセロナのルイス・エンリケ監督をブチ切れさせましたからね」(サッカーライター)
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