神田正輝・三船美佳に、綾野剛……スポニチ“元旦スクープ”完全否定連発の裏事情とは?
#本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」 #神田正輝 #綾野剛 #三船美佳 #佐久間由衣
スポーツニッポンが元日に1面で報じた「神田正輝・三船美佳32歳差熱愛」と、芸能面トップに掲載した「綾野剛13歳年下の女優と夫婦同然」というスクープ記事に対して、当事者サイドは「事実無根」と否定。新年早々、スポニチの芸能ニュースの信ぴょう性が問われる事態になっている。
スポニチによれば、神田と三船はテレビ朝日系の情報番組『朝だ!生です旅サラダ』で共演。三船が、高橋ジョージとの離婚について神田に相談しているうちに、両者は親密な関係へ発展。同番組が土曜日に放送されている関係で、前日の金曜日が逢瀬の時間だとして、デート内容を詳しく報じ、さらに2人の関係は三船の母親も公認だと報じている。
この報道に対して、三船の事務所は「本人とも担当弁護士とも話をしていますが、あり得ない話です」と否定。母親公認と書かれたことに対しても「三船の母親は『なぜ、こういうデタラメな記事が載るの』と憤慨しています」と憤りを隠さない。一方、神田は5年ほど前、同じく番組で共演したタレントの長谷川理恵と「23歳差交際」が頻繁に報じられたが、この時は肯定も否定もしていなかった。交際が事実だったので否定はできなかったのだろうが、今回は神田の所属事務所も「あり得ない」と全面否定している。
とはいっても、スポニチがガセを書いたとは断言できない。ただ、2人のデート内容は事実だとしても、三船は高橋との離婚訴訟がこじれている最中。最近になって、離婚を拒絶していた高橋の態度が軟化して、まもなく離婚が成立するといわれていた大事な時期だった。
そんな時に神田との熱愛を認めれば、離婚交渉に支障を来すのは目に見えている。それだけに三船の立場を考えて、あえて神田サイドが否定したともいえるだろう。
ただし、スポニチは、両者がここまで激しく否定するとは思っていなかったはずだ。元旦早々のスクープを焦るあまり、このタイミングでの熱愛報道が離婚成立の妨げになるという事実に目を向けられなかったのだろう。結果、ガセネタ扱いされてしまっているのだから、スポニチが勇み足をした感は否めない。
もうひとつ、当事者サイドから否定された綾野剛の熱愛スクープ記事だが、綾野の相手は昨秋にフジテレビ系の深夜ドラマ『トランジットガールズ』に初主演した佐久間由衣だった。スポニチによれば、2人は昨年初めに俳優仲間の紹介で知り合い、ほぼ毎日、佐久間が綾野宅に通って手料理を作っているという。綾野は、映画関係者や事務所の先輩である小栗旬との食事会にも佐久間を同伴していると報じた。
これまで戸田恵梨香をはじめ、ドラマで共演した女優とのウワサや、夜のご乱行の数々を報じられるも、一切無視してきた綾野。ところが今回、綾野の所属事務所は複数での食事の事実は認めたものの「交際の事実はまったくないです。なんでこういう記事が出たのかわからない」と、交際を全面否定。さらに小栗も、佐久間には会ったことがないとしている。
スポニチは大手芸能プロとの癒着が激しく、“芸能界のドン”と呼ばれる人物のほか、業界の有力筋から情報をもらい、スクープをものにしてきたケースが多かった。そして、有力者たちの息がかかった芸能プロ所属のタレントのスクープであれば、事務所サイドがそれを全面否定するようなこともなかったのだ。
今回のスクープについては誰が情報源なのかわからないが、佐久間サイドから売名目的でリークされた可能性もあるだろう。しかし、大手芸能プロの御用メディアといえども、情報源を明かすことは命取りになり、綾野サイドに完全否定された以上、記事の信ぴょう性は低くなる。逆にいえば、そのようなネタでもスクープとうたって掲載しないといけないほど、今年の年頭はネタ不足だったということだ。
新年早々、ミソを付けたスポニチ。汚名返上の渾身のスクープに期待したい。
(文=本多圭)
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