
79歳老人がゴミ山で行方不明に……ゴミ漁りで生計を立てる中国寒村で起きた悲劇
2015/12/05 18:00
#中国 #東アジアニュース

中国で、また悲しい事件が起こった。11月27日、陝西省のある村で、ゴミ拾いをなりわいにしていた老人が突然、失踪したという。家族とゴミ拾い仲間の話では、ゴミ山に埋もれている可能性が高く、捜索を続けているが、いまだに発見されていないという。「華商報」などが11月29日付で報じた。
もともとこの村の郊外には巨大な採石場があったが、採石した後の谷や溝を利用したゴミ捨て場に生まれ変わったという。以来、付近の村の住人たちはこの巨大なゴミ捨て場にやってきては、プラスチックやガラス、金属など再利用できるものを拾って小遣い稼ぎしたり、紙や木片を拾って家庭で燃料として使用していたという。

現場では重機で掘り起こすなど捜索活動が続けられたが、ゴミ捨て場はあまりにも広大で、大量のゴミが埋まっており、まるで砂漠で針を探すような作業になっているという。この老人には5人の息子がおり、妻と子どもたちが丸2日、探しているが、一向に見つからないという。同紙は専門家の意見として、「ゴミの山の一部が自然発酵・燃焼して空洞ができ、落とし穴のような状態になって、そこに落ちて窒息死してしまったのではないか」としている。
老人は79歳。こんな高齢者がなぜ、ゴミ拾いをしなければいけないのか? 北京市在住の日本人大学講師は、中国の“闇”をこう解説する。
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