電池やネズミ、ゴキブリ、建築廃材まで……中国の火鍋が、もはや“闇鍋”レベル
2015/12/03 15:00
#中国 #東アジアニュース #中国食品
山東省の火鍋から出てきた、携帯用とみられる電池
「煮込みに入ってた肉があんまり硬いんで、よく見たら『ブリヂストン』って書いてあった」
というのはビートたけしのネタだが、中国の飲食店の料理には「電圧3.7V」などと書かれた“具材”が入っていた。
山東省のネットメディア「斎魯網」によると、済南市内のショッピングモールにある火鍋店で食事をしていた母子が、鍋の中から携帯電話用とみられる電池を発見したという。
電池には電圧や生産日のほか、「電池を水の中に入れないこと」「60度以上の場所に置かないこと」などと書かれてあった。
電池が発見された時、母子が火鍋を食べ始めてからすでに1時間が経過しており、爆発する危険性もあったとみられる。
また、電池に含まれる有害物質を摂取してしまったことを心配し、市内の病院で医師の診察を受けた。医師によると、携帯電池には鉛やカドミウム、水銀などが含まれており、特に水銀中毒には注意が必要だが、同市には水銀の検査ができる施設がないため、北京市で検査する必要があるという。
当初、火鍋店は、母子に対し「体になんらかの障害が出た場合は賠償する」と書面で約束していたが、検査費用の負担については両者間で争論中だという。
中国の国民食ともえる火鍋だが、類似の事件は枚挙にいとまがない。
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