予測視聴率15%→結果5.1%……Jリーグ「チャンピオンシップ」はなぜ、盛り上がらないのか
#サッカー #Jリーグ
11月28日、2004年以来のチャンピオンシップとなる浦和レッズ×ガンバ大阪戦が行われた。Jリーグナンバーワンの人気を持つ浦和レッズと、Jリーグ最高年俸の遠藤保仁を擁するガンバ大阪の一戦ということもあり、超満員が期待されたが、入場者数は4万696人。満員(6万2,000人)どころか、ギリギリ4万人である。04年のチャンピオンシップ、横浜F・マリノス×浦和レッズ戦では、第1戦の視聴率が12%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、第2戦は15%だったということから、今回も高視聴率が期待されたが、結果は5.1%というありさまだった。
だが、決して浦和レッズの人気が落ちているわけではない。今年5月に行われたガンバ大阪戦では、5万3,148人を集客しているし、今回の4万966人以上の集客は今シーズン7回あった。にもかかわらず、この観客数と視聴率。元日本代表で、現在はJ2・横浜FCに所属する三浦知良も危機感を覚えたようで、「日本サッカーのピンチ」「メディアの皆さん、お願いしますよ」と、サンスポの取材に答えたという。
確かに、チャンピオンシップに向け、メディアは盛り上がりを見せていなかった。Yahoo! JAPANをはじめとするポータルサイトのニュースでも、チャンピオンシップ関連記事で埋め尽くされるという現象は起きていない。いったい、なぜだろうか?
「Jリーグは、スポーツナビを除き、インターネットメディア単体の取材を許可していません。また、現在はフリーランスの登録も行っていないんです。日本代表は、日本サッカー協会が管轄で、こちらは実績さえあれば、登録できる。なので、各カテゴリーの日本代表にはさまざまな媒体が取材に来て、結果的に露出も増える」(サッカーライター)
つまり、日本代表戦を取材に行くような実績や連載のあるフリーライター、また多数の読者を持つインターネットメディアでも、Jリーグには取材に行けないというのだ。
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