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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 和田アキ子が重用され続けるワケ

『FNS歌謡祭』出演で視聴者混乱中? “当代一のヒール”和田アキ子が重用され続ける裏事情

wadasoul0925『WADASOUL』(ユニバーサルミュージック)

 年末に向けて、和田アキ子が活動を活発化させている。11月19日には新作アルバム『WADASOUL』の発売を記念して、東京スカイツリータウンでJ-WAVE公開収録イベントを実施。自身初の2ショット写メ会を行うなど、人々と交流を図った。また、11月21日放送の『世にも奇妙な物語 25周年記念!秋の2週連続SP』(フジテレビ系)には、1992年に同ドラマシリーズで放送された「ハイ・ヌーン」のリメイクに“男役”として出演。ドラマに和田が出演するのは、2007年の『和田アキ子殺人事件』(TBS系)以来、約8年ぶりとなる。その違和感のない男装は、すでにネットでも話題だ。

 12月2日に放送される『2015 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)にも、和田が出演することが決まっている。しかしこちらは、多くの視聴者に混乱を与えているようだ。テレビ業界関係者は、和田の出演について次のように語る。


「日本でも屈指の人気アーティストたちが、意外なコラボレーションで名曲を披露することで、音楽番組が低調している昨今においても、高い視聴率を記録することで知られる『2015 FNS歌謡祭』ですが、和田の存在はいわばジョーカーと思われている節があります。若手の出演陣には、嵐、AKB48、EXILEの人気メンバー、西野カナ、乃木坂46、Perfume、ももいろクローバーZなど、そうそうたるメンバーが名を連ねており、一方でベテラン・アーティストとしては、大竹しのぶ、郷ひろみ、近藤真彦、谷村新司、徳永英明、松崎しげる、由紀さおりなどの参加が決定しています。若手、ベテラン共に、よくぞこのメンツをそろえたと拍手を送りたくなるほどで、年の差コラボは番組の狙い通り、若年層から高年層まで楽しめるものになるでしょう。しかし、理解しがたいのが和田の存在で、若手アーティストのファンの多くは、和田とだけはコラボしてほしくないと考えているようです。実際、ネットで『和田さんが出てうれしい!』といった意見は特にありませんし、新作アルバム『WADASOUL』でEXILE SHOKICHIとコラボを果たしたことも、EXILEファンたちは複雑な気持ちで受け止めているように見受けられます」

 それでも和田が起用されるのには、もちろん理由があると、関係者は続ける。

「和田が大手芸能事務所ホリプロの看板タレントであり、大きな権力を持っていることも影響していると思いますが、なにより、いまだに和田が視聴率を稼ぐタレントであることが、起用の大きな理由でしょう。純粋に音楽的才能を評価しているファンもいることにはいますが、それよりも嫌われ者の和田が出ることにより、番組にある種のスパイスをもたらすのが、最大のメリットだと思います。『FNS歌謡祭』は事前にコラボを発表しないからこそ、より一層、“誰が和田と組むはめになるのか”はひとつの見どころとして機能しますし、結果として視聴率を稼ぐわけです。やはり、テレビには叩かれ役が必要ということかもしれません」

 すでに視聴者に飽きられているといわれて久しい和田だが、ヒールとしてはまだまだ健在のようだ。ともあれ、新アルバムは力技のコラボの数々で、音楽ファンからも注目を集めていることは事実なので、たまには和田の音楽的才能の部分に目を向けてみるのもいいかもしれない。
(文=山下祐介)

最終更新:2015/11/22 08:00
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