違反すれば先輩からボコボコに!? 韓国の大学で強要される“軍隊並み”の生活規則に、下級生の不満爆発寸前
#韓国 #東アジアニュース
11月19日、東方神起チャンミンが入隊することが決まり、多くのファンが悲しみの声を上げている。韓国では、18歳以上の男性は約2年間、兵役を務める義務があり、身体的なハンデや母子家庭での家族扶養の義務がある場合など、一部例外を除いて全員が入隊しなければならない。20代の大事な青春時代を2年間も国家に捧げることになる兵役は、韓国人男性にとって深刻な問題だ。
それだけに、入隊前の学生時代をできるだけ楽しく過ごしたいと思うもの。しかし最近、一部の大学で、先輩が後輩に軍人のような規則を強要するケースが散見され、「まるで“軍規”のようだ」と波紋を呼んでいる。
チャットアプリ・カカオトークにアップされた、実際にある大学で先輩が後輩に送ったという生活規則をいくつか抜粋してみよう。
・先輩と食事するときは、先に箸やスプーンに手をつけてはならない
・先輩から酒を注いでもらうときは、コップを空にして差し出さなければならない
・先輩と挨拶するときは必ず立ち止まり、背筋を伸ばした状態で先輩の目を見ないように挨拶すること
・ジャージ、エレベーターの使用禁止
・先輩とのメールや電話を先に終わらせてはならない
・先輩とメールするときは、文章の最後に必ず「。」を打たなければならない
このような大学内における、“行きすぎた上下関係”の強要が明らかになったのは、11月5日に光州(クァンジュ)市内のとある大学のSNSに公開された告発文がきっかけだ。そこには、規則を強要する先輩たちの横暴に耐えかねた学生の怨嗟の声が、延々と書き記されている。
掲載された文章を読むと、先輩が後輩を呼び出して暴力や暴言を加えることは日常茶飯事。さらに、規則に従わなければサークルや大学行事などから除外・除名するという、横暴の事実まで明らかになった。
特に目を引いたのが、上級生が企画する、新入生と卒業生の“対面式”だ。上級生は新入生を集めると、ある挨拶の定型文を叩き込んだという。
「申告します! ○○(学部)の○○○(名前)は、20××年に○○(学校名)高校を卒業して、20××年○○大学○○(学部)専攻に入れたことを光栄に思い、ここに申告します!」
この定型文を覚えられない新入生がいれば、連帯責任として、新入生全員に対する暴行が繰り広げられていたという。
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