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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 地方出身アナがキー局に下克上?
女子アナ名鑑 第22回

“正統派”牧野結美דしゃきしゃき”川田裕美「地方局出身フリー女子アナ」論

kawada1026.jpg川田裕美オフィシャルブログより

 毎日のようにキー局の女性アナウンサーの話題がメディアをにぎわせているが、それに負けじと奮闘している地方局出身の女性アナウンサーも数多く存在する。そこで今回は、そんな彼女たちの、局アナ時代からフリー転身後までの軌跡と、キー局アナに優るとも劣らない魅力に迫る。

 まず、“美しすぎる女子アナ”として入社1年目から全国区の人気を獲得したのが、元静岡朝日テレビの牧野結美アナだ。

 元フジの高島彩アナや中野美奈子アナの登場で00年代初頭から始まる第4次女子アナブームが到来したことに加え、インターネットの普及によって地方アナにもスポットが当たるようになっていく。その中で数々の地方アナがメディアに取り上げられ、キー局アナにはない清潔感や気品で全国区の知名度と人気を獲得していくようになった。

 牧野アナは、2012年に静岡朝日放送に入社。1年目からネットを中心に爆発的な人気を集めたことで、写真週刊誌「FRIDAY」(講談社)が「新人なのにネットで話題騒然の『静岡の局アナ』」という特集を組んで紹介している。地方局の女子アナとしては異例ともいえる事態だが、それもそのはず。牧野アナは大学時代にミス同志社のグランプリを受賞したほか、日本テレビ系『恋のから騒ぎ』やウェザーニューズの『おは天』にも出演。キー局アナと比べても遜色ないほどの経歴を誇っていた。

 入社後は情報やニュース番組を担当していたが、今年2月末で静岡のファンから惜しまれながら静岡朝日放送を退社して、フリーに転身。同年3月30日から『めざましテレビ アクア』(フジテレビ系)のキャスターに抜擢されて、華々しく全国デビューを飾った。フリーになってからは同番組のみの出演だが、正統派アナドルとして今後も多くの番組に登場してくれるに違いない。

 また、地方アナは気取らない親しみやすさで注目を集めることもある。

 その代表格が、読売テレビで『ミヤネ屋』などを担当していた川田裕美アナで、とにかく彼女は共演者からいじられる、ネタの宝庫だった。ある番組のタイトルコールで三段跳びを披露した際は、「ホップ・ステップ・ジャンプ」の「ホップ」でつまずくという運動音痴ぶりを披露。『ミヤネ屋』では「むだ毛処理をしない」と発言したことで、共演者から“わき毛アナ”という不名誉なあだ名を拝命している。しかし、女子アナらしからぬ隙の多いキャラクターと、それを気にせずに笑い飛ばすようなサバサバとした言動で視聴者からの好感度を獲得することになり、情報番組からバラエティまで、幅広い番組に起用されて存在感を示した。

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