肥大した大腸が心臓や内臓を押しやり……中国で「うんこ5kg」ため込んだ男が死の淵から生還
#中国 #東アジアニュース
経験した人にしかわからない便秘のつらさ。日本でも、便秘に悩んでいる人は少なくないが、中国では便秘を通り越し、たまりにたまった5kgの便を手術によって摘出した男性がいる。
「華西都市報」(8月29日付)によると、四川省成都市に住む王さん(仮名・27歳)は幼いころから常におなかが張るような痛みを感じており、食事の量や回数に関係なく襲ってくる腹痛に悩まされ続けてきた。これまでに幾度となく病院で検査を受けたが、結局、原因はわからずじまいだった。
しかし8月13日、事態は一変した。この日、耐えられないほどの腹痛に襲われた王さんは、成都市第二人民病院へ救急搬送された。そこで受けた検査で、大量の宿便が腸にたまっていることが判明したのだ。
便により、通常の人の2倍近い大きさに膨れ上がった王さんの腸は、心臓を右に、横隔膜やほかの臓器も通常とは異なる位置にまで追いやっていたという。その後、直ちに開腹手術が行われ、王さんの腸からは5kg以上の便が摘出された。担当医によると「もしこのまま放置していたら、たまった便に耐え切れず、腸が体内で張り裂け、死亡していたかもしれない」という。
術後の回復も良好だった王さんは、その後、無事に退院した。
一方、「中国で便秘が大流行している」と話すのは、広東省在住10年の日本人女性(38歳)だ。
「私の周りでは、男女ともに便秘でない人はいないくらいです。中国では公衆トイレが少なく、あっても汚いので、便意を催してもガマンする癖がついてしまい、便秘になってしまうのでは?また、中国の野菜はやたら筋張っていることが多く、まずいながら食物繊維は豊富なはずなんですが、ここ10年ほどで中国人の食生活が肉中心となり、野菜を食べなくなったことで、便秘が国民病になってきています」
次の爆買い対象は、日本製便秘薬かも!?
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