韓国“キムチ王国”崩壊寸前!? 韓国人の食卓を狙う「進撃の中国産キムチ」
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韓国の食文化として真っ先に連想されるものといえば、キムチだ。しかし、最近は“キムチ=韓国”という図式が崩壊しかけている。元祖キムチ王国を脅かしているのは、中国産キムチの台頭である。
韓国農林畜産食品部が9月6日に提出した資料によれば、国内飲食店のなんと51.6%が中国産キムチを使用していることが明らかになった。その最大の原因は、韓国産キムチが中国産よりも3~5倍も高いこと。その結果、中国から毎年20万トンを超えるキムチが韓国に輸入され、輸入額は年平均1,350億ウォン(約135億円)にも上る。国内での価格競争に敗れた韓国産キムチは、輸出においても大きな打撃を受け、年間赤字は1,300億ウォン(約130億円)に達している。
中国産キムチが増えることに対して、韓国人が受ける感情もさまざまだ。
「ちょっと見ただけでは、中国産かどうかわからない。できるだけ韓国産とわかるキムチを食べる」などと、高価とはいえ、中国産よりも韓国産のキムチを食べたいと望む声が多かった。しかし、中には、このような発言もあった。
「韓国産の白菜に、中国産の唐辛子。これは韓国産なのか、中国産なのか……」
韓国ネット民が指摘するように、韓国では中国産キムチの台頭によって、産地偽装問題が急増している。昨年上半期だけで、原産地を偽装した商品を販売して摘発された件数は、なんと2,148件にも上っている。
韓国で原産地虚偽表示は、罰金1億ウォン(約1,000万円)以下、または懲役7年以下の刑事罰を受けることになる。では、韓国産と中国産の線引きは、どこにあるのだろうか?
農水産物原産地表示に関する法律によれば、原産地を韓国産と表示する食品は、原料のすべてが韓国国内で作られた加工食品でなくてはならないとある。つまり、韓国産白菜と中国産唐辛子で作られたキムチを「韓国産キムチ」として販売することは禁止されているのだ。
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