東京五輪エンブレム問題に、韓国メディアが大喜び「日本の悪い癖がまた出た」!?
#韓国 #東京五輪 #東アジアニュース #河鐘基 #佐野研二郎
“パクリ疑惑”が浮上し、国民的な批判の的となった末、使用中止が発表された佐野研二郎氏の東京五輪エンブレム。韓国でも、一連のスキャンダルが大きな話題となっており、大手メディアを中心に報道合戦が過熱している。五輪エンブレムだけではなく、佐野氏が手がけた群馬県太田市美術館のロゴやトートバッグなどの写真も、ネットを中心に拡散し続けている。どのメディアも、基本的に「日本の国際的威信が失墜」というスタンスで記事を発表しており、韓国ネット民からは「もともと、日本はパクリが得意。西洋のやつらが知らないだけ」「中国みたい」「また(佐野が)在日ということにすればいいのに」などのコメントが寄せられている。
中には、エンブレム問題を歴史問題と結び付ける、突拍子もない記事もある。ソウル新聞はエンブレム問題を扱ったコラムで、「日本の悪い癖がまた出た」として、次のように書いた。
「(政府や運営関係者は)盗作でエンブレムを廃棄する事態に至りながら、しっかりと認めて謝罪せず、あいまいな態度を取っている。これは、韓国との歴史問題で不利な状況に立った時、玉虫色の言葉で危機を免れようとする行動と同じだ。(中略)盗作という失敗は、誰でも犯す可能性がある。が、それを認めてしっかりと謝罪しなければ、日本の威信は失墜し続けるだろう」
ちなみに、韓国の学会や芸能界では盗作疑惑が頻繁に発生している。一度は、有名教授が「論文をパクッていない学者は、ほとんどいない」と言及するほど、盗作問題は韓国にとって因縁が深い。おそらく同メディアは、そんな自国の事情を考慮しながら、日本の盗作騒動を歴史問題と絡めつつ、どうにか非難しようと躍起になっているようである。
ソウル新聞はまた、「オリンピックは全世界が注目している、最も大きなイベントのひとつ」とし「財政的に困難でスタジアムを造れないことがあったとしても、盗作の場合はすぐに認めて謝罪すべき」と主張している。
これもまた、自国を擁護しつつ、日本のあらをどうにかして探そうとしているようにしか思えない。というのも、韓国では2018年に平昌冬季五輪の開催が予定されているが、財政は非常に困窮を極めており、新設されるスタジアム工事の進捗率も今年6月の時点で平均20%を上回る程度だそうだ。自国民からは「始まる前から、すでに崩壊の予感」「韓国の政治家は後先を考えない」などと失笑を買っている状況だ。
日本の国際的な威信失墜に沸く韓国メディアだが、五輪スキャンダルネタは、近いうちに壮大なブーメランとして自国へ戻ってくる可能性が非常に高そうだ。
(取材・文=河鐘基)
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