【サッカーW杯2次予選】アフガン戦「平均視聴率18.4%」で健闘も、TBS実況はウソだらけ!?
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TBSにとって、「2018 FIFAワールドカップ」アジア2次予選の初戦となったシンガポール戦で、バヒド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表が引き分けたのは、ガッツポーズ以外の何物でもなかっただろう。
このグループは、日本、シリア、その下にアフガニスタンが続き、シンガポールとカンボジアの実力はかなり劣る。構図としては、日本とシリアの一騎打ちであり、本来、アフガニスタン戦は消化試合でしかなかった。それが、初戦のシンガポールに引き分けたことで、様変わりする。アフガニスタン戦に対するファンの不安、そして勝利が絶対必要なシチュエーションが生まれた。ゴールデンタイムではない21時半ばのキックオフではあるが、日本代表を取り巻く状況は、20%越えを期待できるものだった。
TBSもこの状況をうまく生かそうと思ったのか「完全アウェイの雰囲気が選手たちを包み込んでいます」「標高1,200mという高地」と繰り返したが、とあるフィジカルトレーナーは放送を見て首を傾げていた。
「標高が1,500mを超えてくれば、かなり苦しい。たとえばボリビアでは、3,000mを超えるスタジアムで試合が開催され、南米各国の選手は苦しんでいます。アルゼンチン代表のリオネル・メッシも『ここでのプレーはおぞましい』と、いつものプレーができなかった。それと同じように“標高1,200m”が語られていることには違和感を覚えます。だって、南アフリカ大会で日本代表は標高1,400mで普通にプレーしているのですから。また、『気温31.9度、湿度は29%。今の日本とはまったく異なる環境』とアナウンサーは大変そうに語っていましたが、むしろ蒸し暑い日本の夏より過ごしやすい。視聴者がどう感じたかわかりませんが、時差も4時間ですし、環境は決して悪くなかったと思います」
それを元日本代表である中田浩二も感じたのか、アナウンサーのあおりとは裏腹に、自身が経験したアウェイマッチを振り返り、「あの時(ドイツ大会アジア最終予選のイランでのアウェイ戦)は8万人入っていまして、完全アウェイという形でしたが、今回人数はあまり入っていません」と前置きすると、すぐにアナウンサーが「人数が入りすぎると危険なので、今回は最大3万5,000人となっています」とフォロー。
さらに、試合前にガラガラのスタンドが映されると「安全面の確保から、チケットは3万5,000枚、市内の4カ所で11時から当日券のみ。これから、たくさんの人が詰めかける」とアピールする。
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