「なんかしっくりこなかった」“ボランチ”中村俊輔、ついに不満爆発か!?
#サッカー
2015 J1 2nd第9節の対浦和レッズ戦後、横浜F・マリノスの中村俊輔が監督への皮肉を残した。
この試合で中村は、サッカー日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が絶賛するパフォーマンスを見せ、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。そして、ヒーローインタビューに登場したのだが、お決まりの流れから、「前節に続いてのトップ下での出場。ご自身の感触はいかがですか?」と記者から質問をされると、笑顔のない表情に隠された心境を語った。
「復帰して、なんかボランチずっとやってたんで。長いことケガをしていて、復帰するポジションが普段と違うと、なんかしっくりこなかったんですけど、やっぱ新しい監督になったんで、どうしてもアピールしたかったので、ボランチで一生懸命やってました。やっと最近になって、(トップ下だと力を発揮することが)わかってもらえたのかもしれないですけどね」
サッカーでは、長いケガから復帰した選手に対し、徐々に出場時間を延ばす方法で慣らすことが多い。いきなり負荷やプレッシャーをかけるのではなく、試合勘を取り戻させることからスタートさせる。そのために、選手の得意なポジションを任せる。
しかし、横浜F・マリノスのエリック・モンベール監督は違う。中村をボランチで試し、数試合でフィットしないと見極め、ベンチに戻した。
この扱いには不満を感じたのか、「これで4連勝! どうですか?」と盛り上げようとする記者に対し、「自分がボランチやってた時になかなか勝てなくて、こう、(レギュラーから)切られたような感じだったんで、今は自分のポジションで2試合くらいしかやってないですけど、もっといいプレーでファンの方々に喜んでもらえるように頑張りたいです」と、監督への皮肉も残した。
中村は腐る選手ではない。フィリップ・トルシエ元日本代表監督時代、慣れないポジションを与えられても歯を食いしばっていたし、FIFAワールドカップ2010年南アフリカ大会でも、ベンチに回されながらもチームを盛り上げた。
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