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日刊サイゾー トップ > 海外  > 中国KFCキワモノバーガーを実食

一体どんな着色料が……!? 話題騒然の中国KFC「キワモノバーガー」を食べてみた

kfc01wbKFCが中国で限定販売しているキワモノバーガーのPOP。食欲がまったく湧かないので、ダイエットには最適!? 

 昨年、上海の食肉業者から納入された賞味期限切れの“ゴミ鶏肉”を使用していたとして、マクドナルドやピザハットとともに信頼が大きく失墜した中国ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が今月、起死回生の商品を投入したという。

 その名も「ローズ・チーズ・ローストチキンレッグ・バーガー(玫瑰芝士烤鶏腿堡)」と「ブラック・ダイヤモンド・ベーコン・スパイシー・チキンレッグ・バーガー(黒鉆培根辣鶏腿堡)」。バラ色と黒という、商品写真からしてまったくもって食欲の湧かないこの商品だが、そこは全国に4,000店舗以上を展開する中国最大の外食チェーンだけに、自信があるに違いない。早速、実食してみた。

kfc02wb両者の厚みの違いは、KFC的にはOKなのだろうか? ローズ・バーガー(左)が275万個、ブラック・バーガーが209万個の限定販売となっているが、売り切るには相当な時間がかかりそう。賞味期限切れにならないことを祈る!

 商品写真と実物が乖離しているのは中国のレストランではよくあることだが、ローズ・バーガーはかなり開きがあった。提供された商品は作ってからだいぶ時間が経過しているようで、パンはパサパサ。まるで蒸しパンのようだ。パンだけで食べてみたが、バラの風味はまったく感じられない。よくよく商品説明を見てみると、「ピンク色の美しい花をかたどったパンを焼き上げた」とあるだけで、バラを使用しているとはひと言も書いていない。味付けはニューオーリンズ風味となっているが、中の肉は、レギュラーメニューにあるニューオーリンズ・バーガーのそれそのものだ。そこに、マヨネーズがパンからはみ出るくらいふんだんにかけられ、世の中の健康志向とは真逆を行く高カロリーバーガーに仕上がっている。

 ブラック・バーガーはパンがふっくらしているので幾分マシたが、メキシコ風のチリソースがたっぷり塗られ、辛いものが苦手の人にはきつい。中のフライドチキンは、やはり既存メニューのものを使っている。衣が厚くてかなり脂っこいのだが、ベーコンがプラスされることで、そのしつこさは倍増している。

 ブラックはそれなりに好評のようで、品切れ店も多く、3軒目でようやくゲットすることができた。一方、ローズはどの店にも置いてあり、在庫がダブついているようだ。

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