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日刊サイゾー トップ > インタビュー  > 踊る授業シリーズは壮大な前フリ?
「本能寺の変」YouTube再生回数1,500万回超!

踊る授業シリーズは壮大な前フリ……異色のダンスチーム「エグスプロージョン」のブレークはダンス界の夜明けぜよ!?

_78A7431.jpg撮影=尾藤能暢

 あの伝説のダンス番組『スーパーチャンプル』(中京テレビ)で爆発的な人気を誇り、以後ダンサーとしてはもちろん、振り付け、ショー演出、イベントMC、役者、ダンス講師など多岐にわたり活躍するダンスユニット「エグスプロージョン」。……と、ここまでは通常のダンサーとして珍しいものではないが、なぜかこの2人、ただいま絶賛「芸人枠」で大ブレーク中。歴史上の出来事を、キレのあるダンスとシュールなフレーズでおもしろ動画に仕上げた「踊る授業シリーズ」が中高生の間で人気爆発。おじさんおばさんが今一番知っておくべき芸人……いやダンサー、エグスプロージョンの正体を探る!

――「本能寺の変」をはじめとした授業シリーズのYouTube再生回数が、とんでもないことになっていると聞きましたが……。

エグスプロージョンまちゃあき(以下、まちゃあき) 「本能寺の変」だけで約1,500万回ですね。いやいや、僕らもワケわからないです。

――しかし、あの『スーパーチャンプル』で初代殿堂入りを果たしたエグスプロージョンが、まさか学ランで「変じゃな~い」しているとは!!

まちゃあき 覚えてます? 僕たち出てたの。

――それがですね……「ひとりでできるもん」さん(元メンバー)のインパクトがすごくて……。

まちゃあき 出た。出た出た。もうあいつとのツアーをやめよう!(笑)

エグスプロージョンおばら(以下、おばら) 昔の嫉妬を持ち込むな!(笑)

まちゃあき でも、あの頃と基本的には変わってないんですよ。見てる人を楽しませたいという部分は変わらない。

おばら 「踊る授業シリーズ」に関していえば、手法は変わっているかもしれない。我々の本気のバキバキのダンス! っていうわけではないのでね。あれは、いかに歴史を面白く、わかりやすく、ダンスはマネしやすくっていう趣旨なので。

まちゃあき (「踊る授業シリーズ」は)発展系なんだと思います。僕らにはいろいろな見せ方があって、ツアーでは直球で真面目なダンスもやっています。でも、たとえば『チャンプル』みたいな番組で授業シリーズをやるのは、勇気が要るんですよ。そこに、YouTubeっていうすごいツールがあって、やりたいことを全部できるじゃん! って思ったんですよ。

おばら ユルくできるし、そこでどんなハズれ方したってダメージはない。だから思い付いたこと全部やっちゃおう、くらいの勢いなんですよ。

――YouTubeは実験の場なんですね。

まちゃあき あともうひとつ大事にしているのは「ローカロリー」ってところですね。

おばら ロケーションもカッチリ決めて、振り付けもパッキパキに合わせてっていうと、ひとつの動画を上げるのにすごく時間がかかってしまう。YouTubeは、継続することに意味があると思うので。

――実際に動画を作るのに、どれくらいの時間がかかるんですか?

まちゃあき そうですね。ローカロリーと言いつつも、いまや授業シリーズは時間のかかるものになってしまってますね。ちなみに新作の「関ヶ原の戦い」は、3週間かかりました。

――一番時間がかかるのは、どの部分ですか?

おばら ダントツで作詞ですね。「授業」とうたっているからには、歴史を伝えなきゃいけないし。わかりやすく今風に簡潔で、なおかつ頭に残るようなフレーズっていうと、かなりハードルも上がるんですよ。

――それ、ダンサーさんのお仕事じゃないですもんね。

まちゃあき そうなんですよね(笑)。でも、大きく「ショー」と考えたら、作詞も含めて、なので。僕たちはショーの演出もしますから。ほかのダンサーさんとはベクトルは違うかもしれませんが、それが僕たちのやり方なのかもしれないです。

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