少女時代、Apinkから新人グループまで! 韓国“夏のガールズ大戦”勃発するワケ
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本格的な夏の到来に合わせて、韓国歌謡界で“女たちの戦い”の火ブタが切って落とされた。最初に決戦ののろしを上げたのは、SISTARとAOAだ。2グループは、そろって6月22日に新曲を発表。軽快でセクシーなサマーソングで夏の到来を告げたが、7月になると波に乗り遅れるなと言わんばかりに、女性アイドルグループが次々と新曲を発表。2日にはNine Muses、6日にはGirl’s Day、7日には少女時代がジェシカ離脱後初の新曲を発表して話題になっている。しかも、14日にはKARAのク・ハラがソロ・デビュー。16日にはApinkがニューアルバルを発表予定。これら日本でも人気が高いアイドルグループたちだけではなく、MINX(ミンス)、MAMAMOO(ママム)、ヨジャチング(韓国で「彼女」の意味)、HELLOVENUS(ハロービーナス)といった新鋭アイドルグループたちも7月に新曲を発表することを表明し、それぞれヒットチャートの上位ランクインを虎視眈々と狙っている。まさに群雄割拠の状態で、その状況から韓国では“ガールズ大戦”という言葉も生まれているほどなのだ。
それにしてもなぜ、この時期に韓国で“ガールズ大戦”が勃発しているのか? 一般的によくいわれているのが、夏という季節感だ。夏は開放的なイメージがあるため、肌の露出に厳しい韓国でも普段よりも露出度が高い衣装を身にまとっても不自然ではなく、セクシーさを全面的にアピールできる。実際、前述したガールズグループのほとんどが、その美肌を惜しげもなくアピール。少女時代もその新曲ミュージックビデオの中で、珍しくビキニ姿を披露している。“セクシーサマー”を売りにしようというわけだ。
ただ、夏に“ガールズ大戦”が起こるのは、セクシーアピールだけが目的だけではない。
「夏にヒット曲を出したり、人気や知名度を高めることが、秋から冬にかけての下半期を決めることになる。夏にヒット曲を出したグループは秋になると各種イベントに引っ張りダコになり、出演料を稼げるだけでなく、その活動が知名度拡大にもつながり、年末の賞レースでも優位に立つことができる。少女時代やApinkなど既存の人気グループに逆立ちしても勝てない新人グループなどは、そうした先を見越して“ガールズ大戦”に参戦しているのだろう」(韓国の音楽関係者)
とりわけガールズグループたちが狙うのが、再び9月にやってくる大学祝祭(学祭)シーズン。というのも、夏に新曲がヒットすれば、当然、大学側から出演オファーが殺到する。アイドルクループたちのミニライブが学祭の大きな目玉になっていることは以前紹介したが(記事参照)、夏の“ガールズ大戦”は秋の学祭シーズンを攻略するための布石というわけだ。
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