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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > ミスターSASUKEがすごいワケ
週刊!タレント解体新書 第29回

ミスターSASUKE・山田勝己はバカであることを恐れない TBS『SASUKE2015』(7月1日放送)を徹底検証!

sasuke.jpg『「SASUKE」30回記念DVD ~SASUKEヒストリー&2014スペシャルエディション~』(TCエンタテインメント)

 今年もまた、『SASUKE』がやって来た。日本が誇る特大スポーツエンタテインメント番組であり、究極のサバイバルアタックであり、そしてある種の人間にとっては、人生を懸けた祭りである。1997年に初めて放送され、今回の放送で実に第31回大会。ただのスポーツバラエティではない。数々の伝説的なドラマを生んできた、ある種のドキュメンタリーだといっても過言ではないだろう。

 そして『SASUKE』が生んだ最重要人物といえば、もちろん山田勝己である。『SASUKE』によって人生を変えられ、また『SASUKE』にも大きな影響を与えた、ただの素人。しかし「ミスターSASUKE」という異名はだてではない。自宅に『SASUKE』を模したセットを自ら作り、そのために職を失うほどだ。そんな彼はいま、山田軍団・黒虎というチームを結成し、後進の指導に当たっている。

 数多くの出場者が軒を連ねる『SASUKE』ではあるが、やはり山田勝己という存在は特別だ。視聴者の心をつかんで離さない、独特の何かを山田勝己だけが持っている。番組でもそれをわかっているのだろう、山田勝己の発言テロップだけは筆文字で表記する、という特別な扱いを与えている。

 ではなぜ、山田勝己は人の心をつかむのだろうか? その秘密を探るため、今回は番組における山田勝己の発言をすべて書き起してみる。山田軍団・黒虎からは3人の資格がエントリー。彼ら、弟子に対して山田勝己はどんな言葉を投げかけたのか? それを知ることで、山田勝己の神髄に触れてみたいと思う。

<倉庫管理 松原慎司へのコメント>
※1stステージ挑戦中&失敗後

「何も言うことなし」
「回らないよ OK もう一歩 回らない OK もう大丈夫 もう大丈夫 跳べ」
「(セットの裏側からは)見えない 見えない なんにも見えない」
「ゆっくりええぞ」
「もっと もっと もっと」
「よっしゃ! 行け!」
「松原早く 時間ない もうここは行くしかない 行くしかない」
「外せ 足上げとけ 足上げとけ」
「上がれ えい えいっ 上がれ 上がった 上がれ 登れ 登れ」
「あと10秒か」
「下りをトントンと降りてたら」

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