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日刊サイゾー トップ > 海外  > “工業後進国”評価に中国人キレる

“工業後進国”評価に、中国人の怒り爆発!「パクリ技術なら、全世界の1万年先を行ってるぜ!」

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 成長に陰りが見え始めた中国経済だが、それでも毎年、数字上は経済成長を続けている。「中国観察者網」(6月7日付)によると、そんな中国経済を支えてきた中国工業の水準に関して、中国科学院の下部組織「中国現代化研究センター」が専門家を集めて座談会を開催したと報じた。そこで報告された内容に対し、中国のネットユーザーが怒りをぶちまけている。


 「中国現代化報告2015」というテーマのもと、世界131カ国の工業水準について専門家たちが意見を出し合った。その中に「中国の工業レベルはドイツ・イギリスより100年遅れており、日本にも60年の差がある」というやりとりがあったというのだ。さすがに専門家の意見らしく、冷静な現状分析をしたように思えるが、納得しなかったのは中国人たちだ。

 ある中国人ネットユーザーは、「あまりに中国の工業レベルを卑下している」とコメント。欧州と比べ30~50年遅れているというならまだ理解できるが、100年遅れているというのはあまりに大げさだと指摘。

 また別のネットユーザーも「1900年頃のドイツ・イギリスの工業レベルが、現在の中国と同じレベルというのは無理がある」と不満げ。ほかにも「小日本と60年の差? せいぜい20年だ!」や「ドイツ人もイギリス人も、今は中国製スマホを使ってる。すでに逆転してるだろ」と怒りのコメントが多く見られた。

 しかし、今回の記事に関するネットユーザーのコメントをあらためて見てみると、約半数のネットユーザーは「100年遅れ」という報告を冷静に分析していた。

「みんなよく考えてくれ。山東省青島の下水管にはドイツの租借地時代のものがまだ普通に使われているんだが、これがもし中国製の下水管ならとっくにぶっ壊れてると思わないか? この報告書も、完全には否定できないよ」
「100年遅れだと! 200年遅れの間違いだろ! ここ間違えないで! 逆に怒っちゃうよ!」
「パクリ技術なら、全世界の1万年先を行ってるぜ!」
「先進国と比べて一番遅れている分野は、実は工業とかじゃなくて中国国民の人間性だと思う。やっぱり人間性がある程度しっかりしてる国は、工業も経済もしっかりしてるよ。中国の場合、歪んだまま工業や経済が成長してる気がするから不安だ」

 こうした意見を見ると、冷静に自国を見つめる若者も徐々に増えてきたということなのだろうか? それにしても、日本の工業水準が英独から40年遅れているというのも納得いかないが……。
(文=青山大樹)

最終更新:2015/06/19 21:00
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