Jリーグ・浦和の興梠、ついに言っちゃった! 新体制へ“衝撃発言”が波紋を呼ぶ
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今年からJ1は前後期に分かれ、その後にポストシーズンを実施する“2ステージ制”が導入された。そしていよいよ、その前期である1stステージが残り3節と終盤を迎えている。しかし、一番盛り上がるはずのこの時期に、とんでもない爆弾発言が、優勝目前の浦和レッズ興梠慎三から飛び出した。
「今月7日、埼玉スタジアムでの対清水エスパルス戦を1-0で勝利し、浦和レッズが1stステージ優勝に王手をかけたんですが、決勝ゴールを決めた興梠選手が試合後のヒーローインタビューで『年間優勝を取りたいので、ファーストとか、どうでもいいです』と爆弾発言をしたんです。これには聞いていたファンからも『みんなが思ってることをよく言った!』『あ~ついに言っちゃったよ(笑)』『上昇志向強めと見せ掛け協会批判?』と、この発言に賛成の声が聞こえてきました」(スポーツライター)
そもそも、なぜ急に2ステージ制を導入したのか? それは、年間総合優勝をかけたチャンピオンシップで、代表にしか興味のない“ライトファン”を取り込もうという、Jリーグの人気向上を図る、日本サッカー協会の狙いがあるという。
このチャンピオンシップは、1st優勝、2st優勝、年間勝ち点1位、年間勝ち点2位、年間勝ち点3位の、5チームによる変則的トーナメントによって行われる。しかし、このトーナメント方式が複雑かつ、“1stも2stも優勝していないチームが年間チャンピオンになってしまう可能性がある”という、Jリーグを普段から見ているファンの気持ちを裏切るルールとなってしまっているのだ。そのため、ほとんどのチームのサポーターは反対する運動を起こしたが、協会はこれを強行し、ファンとの遺恨を残す形でシーズンを迎える事になった。
つまりは、今回の興梠の発言は、ファンの声を代弁しているということになる。よって、各方面から拍手喝采になったかと思いきや、実は喜んでいるファンと、そうでもないファンがいるという。
「せっかくこのルールで楽しもうと割り切り始めたところでこの発言でしたからね。一部のファンからは『選手がどうでもいいとか言っちゃったら、見ているファンの気持ちはどうなるの?』『優勝ムードだったのに一気に冷めた』『優勝してもお祝いされたくないってことでいいのかな?』と、非難の声が出ています」(同)
ファンの声を代弁し、協会に意見を言うという行動は間違っていない。しかし、今回のこの興梠の一件は、時と場所をもう少し選ぶべきだったのかもしれない。
(文=沢野奈津夫)
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