C・ロナウド、レアルに居場所はない? 移籍を意味する“消えた3,000万の腕時計”とは
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惜しくも勝ち点2差でリーガ・エスパニョーラの覇権はライバルのバルセロナに譲ったものの、個人成績としては公式戦54試合61ゴール。リーグ戦では、48ゴールを挙げ、2年連続の得点王にも輝き、文句の付けようがない成績を残したクリスチアーノ・ロナウド。そんなロナウドが、レアル・マドリードを退団に追い込まれそうだという。
「キャリアハイとなる1試合平均1.13ゴールと、30歳を迎えた現在でも恐ろしい得点力を誇るロナウドですが、そのゴール数にこだわる姿勢が、チームメイトとの確執を生んでしまったと言われています。それが顕著に表れたのが、第34節アルメリア戦でのチームの3点目。自分がフリーだったからといって、目の前でゴールを決めてしまったチームメイトのアルバロ・アルベロアに対し、首を横に振り不満を示しました。幸いアルベロアの大人の対応により、大きな騒ぎにはなりませんでしたが、チームメイトやファンは“仲間よりも自分のゴールが大事”というその姿勢に首を傾げていました」(スポーツライター)
そんな自己中心的なプレーを見せるロナウドは、どんどん孤独になっていく。かつては師弟関係のようだったガレス・ベイルとは、お互いのエゴイスティックなプレーで関係が悪化し、次の監督候補と言われているラファエル・ベニテスとの確執も明らかになっている。さらに、意外な物がロナウドの孤独を示しているという。
「ブルガリの腕時計です。昨季、達成した欧州チャンピオンズリーグ10度目の優勝を祝い、ロナウドはチームメイト1人ひとりに、自らのイニシャルと背番号の“CR7”の文字、それぞれ各選手のフルネームを刻印したオリジナルの時計をプレゼントしました。その価格はひとつ120万円ほどで、全部で3,000万以上もかかったと言われています。しかし、最初の頃こそ着けている選手もいたんですが、最近では誰一人着けていません。これが、ロナウドへのリスペクトや、友情関係がなくなったことを示すと理解する関係者も少なくありません。ファンからも『義理で着けている人すらいない』『悲しいから、レアルの選手の手首は見ないようにしている』と意見をよく聞きますよ」(同ライター)
腕時計で、お互いの関係性が必ずしもわかるとは言えない。しかし、今シーズンのロナウドはいつも苛立っており、少なくともサッカーを楽しんでいるようには見えなかった。名門レアル・マドリードのいくつもの記録を塗り替えた“レジェンド”になるべきクリスチアーノ・ロナウド。移籍を決断するにしても、どうか後味の悪いものにはならないでほしいと、切に願う。
(文=沢野奈津夫)
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