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日刊サイゾー トップ > 海外  > 北朝鮮国営放送が、KBCに敗北!?

平壌で、国営放送が韓国KBSに視聴率争いで惨敗!?「闇夜でもPCで視聴可能」

DNKF_4294_296729_1300870729.jpg韓国のお笑いタレント、カン・ホドン(左)ユ・ジェソク(右)は、北朝鮮でも大人気だという(画面:KBS)

 韓国の公営放送KBSは、受信機器さえあれば北朝鮮の一部地域でも受信可能。一般市民の視聴は表向き違法だが、なぜか平壌で、北朝鮮の国営放送・朝鮮中央テレビが韓国KBS放送に視聴率争いで惨敗していると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えている。


 韓国に近い黄海道や江原道では、韓国テレビの電波は受信可能で、多くの一般市民は昔からこっそり韓国放送を楽しんでいたが、RFAの情報筋によると、平壌市内も同様だという。

「平壌市内のほぼ全域でKBSの受信が可能。中でも、大成区域と万景台区域など、市内中心部から少し離れた地域での受信状態がいい」

 視聴層は新興富裕層、党幹部などの特権階層や、大学教授といった知識人だ。一般家庭は保衛部や保安部の検閲対象だが、彼らは除外されている。また、韓国放送を見られないようにする当局の“妨害電波”も、電力難で止まっているという。

 北朝鮮では公式の視聴率調査が存在しないため、実際の視聴率は不明だが、「朝鮮中央テレビ視聴率惨敗説」にはそれなりの根拠がある。

 平壌市内のほとんどの家庭は、当局に登録されているテレビとは別に、4.7インチの小型テレビやタブレットPCを持っている。閉じられた狭い空間や、布団に隠れての視聴も可能だ。当局が検閲に来ても、簡単に隠すことができる。

 さらに、北朝鮮の慢性的な電力難も、韓国放送の視聴率を押し上げる要因だ。平壌市内では頻繁に停電が生じるため、備え付けのテレビ機器は不便だ。しかし、タブレットPCなら視聴可能。小型テレビも、ソーラーパネルなどで充電しておけば問題なく使える。

 平壌の闇夜のお供に、韓流とKBS――。そんな時代が来ている!?
(デイリーNKより<http://dailynk.jp/>)

最終更新:2016/01/28 13:17
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